コミュニケーションシンボル

 14, 2016 05:00
 コミュニケーションシンボルによって、今までコミュニケーションが困難だった障がいのある人がコミュニケーションツールとすることができるようになる。
 便利に利用できるようになればしめたものである。
 今まで、音声や文字などの既成のものではコミュニケーションが難しい人たちに対する代替手段として利用するのだ。
 絵などのわかりやすい視覚的なものの提示である。
 音声による発語などは、抽象的で瞬間的な提示となる。
 それには理解が難しくて、対応できない障がい者がいる。
 その代替手段がコミュニケーションシンボルが考案されている。

 本論文の紹介は第33回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-4 発信手段を持たない

 発信手段がなければ訴えることができないのは当たり前のことである。
 外国に行って言葉が分からないときには,あまりコミュニケーションをとりたくない人が多いはずである。
 訴える手段を獲得すると訴える行動も増えてくる。

A-4 シンボルコミュニケーション技法を利用する

A-4-1 コミュニケーションシンボルとは?

 コミュニケーションは,音声や文字で行うものだというように考えがちであるが,文字の理解が出来ない人や,音声表出が困難な人,ことばの理解が困難な人はどのようにしてコミュニケーションすればいいのであろうか。
 近年,障害をもつ人たちのコミュニケーション手段として,誰にでも分かりやすい絵やシンボルを利用したコミュニケーションが考えられるようになってきた。
 このように,コミュニケーションに使うためのシンボルをコミュニケーションシンボルと呼ぶ。

(つづく)

【引用終わり】



 コミュニケーションシンボルは、個別に試行錯誤されているのが現状である。
 ごく限られた障がいのある人に対して、限られた関係者の中で用いられている。
 手話のように汎用性のあるものができあがっていない。
 広く活用されやすいコミュニケーションシンボルを普及させる必要がある。
 そのための課題は山積していることは確かだが。

  (ケー)
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