VOCAの導入方法

 09, 2016 05:06
 音声によるコミュニケーションが困難な障がいのある人に用いるツールがVOCAである。
 VOCAは、Voice Output Communication Aidの略だ。
 「ヴォカ」と読む。
 これをどのように導入にするのか、以下に述べている。

 本論文の紹介は第28回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-4 発信手段を持たない

 発信手段がなければ訴えることができないのは当たり前のことである。
 外国に行って言葉が分からないときには,あまりコミュニケーションをとりたくない人が多いはずである。
 訴える手段を獲得すると訴える行動も増えてくる。

A-3 代替手段(ハイテク・コミュニケーションエイド)を提供する

A-3-4 VOCAの導入方法

 まず,どのような場面から導入するのかを考える。
 VOCAを使って便利だと思われるような場面や,楽しいと感じることが出来るような場面を考えることが大切である。
 次に,その場面で必要だと思われることばを選び,それをVOCAに登録する。
 そして,実際の場面で使うことが出来るようにしていくのであるが,最初からVOCAを使うことが出来るわけではない。
 まず,導入の場面では,支援者がモデルを示す必要がある。
 支援者が実際に使って見せて,VOCAの有効性に気がついてもらうのである。
 モデルを示してもうまく使うことが出来ない場合には,手を添えてスイッチの部分を押すように支援する。
 このようなことを繰り返すことで,その有効性に気がつくことが出来るように支援するのである。

(つづく)

【引用終わり】



 障がいのある人にとって、どのような場面が楽しいかをまず見極める。
 その場面において、VOCAはどのようにすれば有効に機能するか試してみる。
 それを使えば便利だと障がい者本人がわかってくれればしめたもの。
 そうした場面を繰り返す。
 定着することが重要だ。
 そして、少しずつ別の場面にも応用していく。
 だんだんとさまざまな場面でも使用できるようにしていく。

  (ケー)
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