いつから代替手段は使えるか

 08, 2016 05:00
 音声言語のない障がいのある人は、いかなるコミュニケーション手段を用いるか。
 現在、その一つとしてVOCA(Voice Output Communcation Aids)音声出力会話補助装置がある。
 ごく一部の人にとっては非常に有効なものである。
 Yes/Noの意思表示ができる大型のスイッチ、文字表示装置、絵表示装置など、さまざまなものだ。
 こうした装置をうまく使いこなすことによって、生活の向上に役立つ。

 本論文の紹介は第27回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-4 発信手段を持たない

 発信手段がなければ訴えることができないのは当たり前のことである。
 外国に行って言葉が分からないときには,あまりコミュニケーションをとりたくない人が多いはずである。
 訴える手段を獲得すると訴える行動も増えてくる。

A-3 代替手段(ハイテク・コミュニケーションエイド)を提供する

A-3-3 いつからVOCAは使えるか?

 いつから使うことが出来るかということを考えるよりも,それを使ってコミュニケーションしてみようと考える視点が大切である。

 最初から誰でも使うことが出来るかというとそのようなことはない。
 それを使ってコミュニケーションする経験が出来るようにと考えていくのである。
 ただ,誰もがどんなエイドでも練習をすることによって使うことが出来るようになるかというとそのようなことはない。
 その人に応じたエイドの選択と使い方の工夫をしていく必要がある。

(つづく)

【引用終わり】



 障がいのある人といっても、さまざまな特性がある。
 万能で共通な補助装置はあり得ない。
 障がいの特性に応じた補助装置をいろいろ試して、適合するようにしなければならない。
 より使いやすくコミュニケーションに役立つものを見つけ出す必要がある。

  (ケー)
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