聞こえていないかもしれない

 27, 2016 04:50
 重度の障がいは、重複した障がいのある人が多い。 
 知的障がいはもちろん運動障がいなどもある。
 視覚障がいや聴覚障がいを伴うことだってまれでない。
 そうした障がいの中で、聴覚障がいを見逃す場合がある。
 コミュニケーションにおいて、知的な問題があるから理解できないととらえてしまいがちだ。
 聴覚障がいがあって聞こえていないかもしれないと考慮しなかったりということもある。
 そうした可能性も考えた正確な実態把握が求められる。
 以下、そうした対応のあり方を述べている。

 本論文の紹介は第15回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1-2 発信する必要が無くなっている(意欲低下)

【事例】

1-3 聞こえていない

 重い運動障害や知的障害がある場合,周りの刺激に対して反応が遅れたり,明確な反応がなかったりする。
 そのことは周りの音への反応に関しても同様である。

 運動障害や知的障害のある人の中には,聴覚障害が重複している場合も多い。
 しかし,反応の無さや乏しさが運動障害や知的障害のせいだと考えられやすく,聴力障害が見落とされている場合も少なくない。

 環境の中の音,人の声など耳から入ってくる情報は,自分の置かれた状況を把握したり,ことばを理解したりするためにとても重要なものである。
 こちらから声をかけて働きかけたとしても,聞こえていなければ働きかけそのものには意味はない。
 日頃から聞こえに対する反応に気をつけておくことは大切である。

(つづく)

【引用終わり】



 以上のように、聞こえに対する重複障がい者の反応はどうか、良く見届けることが大切だ。
 そうしたことによって、聴覚に配慮した支援になる。
 重複障がい者は、そうすることでどんな反応をするか留意する必要がある。
 
 (ケー)
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