発信がわかりにくい場合

 15, 2016 05:00
 障がいのある人の中には、発信そのものの手がかりがつかみにくい人がいる。
 微弱で、独特の発信のため、周囲の人にはとらえにくい。
 こうした人への対応はいかにあるべきかを、以下に述べられている。

 本論文の紹介は第3回目である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

1 発信が分かりにくい(糸口がつかめない)

 障害によっては,反応性が低くどのように意思を引き出していいか分からない場合がある。
例えば以下のようなケースがそうである。

想定される具体例:
 •重度重複障害で全く反応が無い
 •重度知的障害があり一箇所にじっとしている
 •重度肢体不自由で全く反応が無い
 •盲ろうで反応のやりとりがない

 しかし,発信が全く無いように見える人でも,じっくり観察すると,ほとんどの場合,外からの働きかけに対しては,受け入れや拒否の発信行動がみられる。
 言葉には反応がなくても,視覚や触覚的な働きかけでは反応を示す場合もある。
 その場合,その信号を適切に拾うことがコミュニケーション成立の鍵となる。

(つづく)

【引用終わり】



 発信がとらえにくいことは確かだが、よく観察すればその人特有の反応がわかる。
 それを拾うことである。
 言葉だけが発信でない。
 視覚的にどう反応しているか、触覚的な反応はどうなっているか、細かく観察することによりその人の様子がわかってくる。
 好き嫌いの状況も明らかにすることができる。
 注意深い観察が重要になってくる。
 
 (ケー)
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