障害のある人の自己決定・自己管理

 13, 2016 05:00
 障がいのある人の自己決定・自己管理はいかにあるべきか。
 このことを詳細に扱った論文を引用する。
 障がいのある人はいかなる困った状況があるのか。
 その背景をまず分析することの重要性を指摘している。

 本論文の第1回目の引用である。 



【引用はじめ】

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article/self_determination/report02.html
第1部 障害のある人の自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル
     主任研究者 中邑賢龍(香川大学)
     分担研究者 中野泰志(慶應義塾大学)
              坂井聡(金沢大学大学院)
              岩根章夫(姫路市総合福祉通園センター)
              中澤惠江(国立特殊教育総合研究所)

自己決定・自己管理を引き出すためのマニュアル

 障害のある人の自己決定や自己管理を引き出す上において,多くの人は,「重度重複障害の人とのコミュニケーションマニュアル」,「自閉症の人の自己管理マニュアル」といった障害別のマニュアルを求める。
 しかし,固有の障害からそれを分析していくと様々な問題を見落とす場合がある。
 例えば,自閉症の人が難聴を併せ持つこともありうるわけで,自閉症だから指示に従えないと考えるのは危険であり,本質的な問題解決に結びつくとは思えない。
 家族や施設職員は出来るだけ多くの原因を想定して当事者の人たちに関わっていく必要がある。

 そこで,ここでは,障害に限定せず,何に困った状況であるかという観点からその対処法を探るマニュアルを作成した。
 障害が違っても状態としては共通のものが多い。
 障害に限定すると,「聴覚障害で耳が聞こえないから」,「自閉症だから」ということが理由になり,本来の原因の特定が困難になる。
 そこで,ここでは,出来るだけ多くの想定される原因とその対処方法を事例や参考文献とともに記している。

(つづく)

【引用終わり】



 上記の論文は、聴覚障がいだから、自閉症だからといったことにこだわらない分析に力を入れている。
 特定の障がいにこだわって見落としているものが多かったのではないかと考えるからである。
 それよりも、困った状況とは何かに焦点を合わせて、分析することで新たな視点を見出そうとしている。
 障がいのある人の自己決定や自己管理のあり方が、より良く見出すことをねらったものである。
 
 (ケー)
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