読みやすい図書づくりに国際的協力を

 11, 2016 05:00
 各国で、障がい者向けの読みやすい図書づくりに努力している。
 そうであれば、国同士が互いに協力し合うことも考えるべきだ。
 言葉の壁を超えるにはハードルが高い。
 それでも、互いに培ってきた読みやすい図書づくりの財産を交換することによって、その分野の発展につながる。
 多くの国々がかかえる共通の問題に、ヒントが得られる。
 また、その国独特の問題も見いだせる。
 そうした意味で、読みやすい図書に関する国際的協力は実施されるべきである。
  
 本報告の紹介は第10回目となる。
 今回が最終の引用となる。



【引用はじめ】

 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/other/bror.html
 認知・知的障害者にとっての分かりやすい情報
 ブロール・トロンバッケ
 読みやすい図書センター、スウェーデン
 発表年月 2001年10月5日

◯ 読みやすい図書、及びその概念、またスウェーデンの読みやすい図書、及びデジタル出版について報告

 また、各国が読みやすい図書に関してお互いに協力できることがあると考えている。
 分野としては文学、古典、詩集、絵をベースにした本、そしてニュース記事などがある。
 これは国際的なニュース記事などを国同士でニュース通信機関や新聞社間で交換することが可能だと考えられる。
 そして、例えば国連の基準規格や、その他の規格など社会に関しての国際的な情報の提供することができる。
 またITに関しては、ソフトや技術の開発は、精神障害者の方々を含めて障害を持った方々に特に有益である。
 そのような意味では、プログラムやソフト、そして技術的な機器の調整、例えばコンピュータのCDプレイヤーなどへの適用及び開発が必要である。
 それにより、特に知的障害者、また読書力に問題を持った方々にとってわかりやすいものにできる。
 また、実際に障害者が求めている情報やサポートにアクセスできるように、国際的な標準、例えばデイジーやSMILなどを適用していくことが必要である。
 これらを、より活用していくことは、ユニバーサルデザイン及び、世界中の障害を持った方々に非常に役に立つと考えている。

(終わり)

【引用終わり】



 我が国の言葉は、日本語という一国のみで使われているものだ。
 だから、他国の言葉による読みやすい図書は参考ならないと思ってしまう。
 しかし、他国による実践でも、共通のノウハウは見出すことができる。
 参考になる内容も多い。
 そうしたものを大いに導入して、日本における読みやすい図書づくりを進めるといい。
 また、日本のあり様で相手国にも参考になるものもあるはず。
 お互いの利益につながる交流は盛んに行われるべきだ。
 今まで、引用してきた内容について、スウェーデンの実践が翻訳されて、日本でも参考になっている。
 互いの文献等について、交換し合う専門の協力機関があるといい。
 個別に対応しているのでは、非効率だから。
 国際協力によって、データベースが自然にできあがってくるシステムつくりたいものだ。

 (ケー)
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