読みやすい図書のレイアウト

 05, 2016 05:00
 「読みやすい図書」作りにとって、文章内容を吟味する大事である。
 それと同時に、レイアウトをどうするかも大事な観点だ。
 書体、文字の大きさ、余白、行間、行数、色、挿絵の配置などである。
 そして、さまざまなレベルに合ったものもいる。
 以下では、詳しく説明している。
  
 本報告の紹介は第4回目となる。



【引用はじめ】

 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/other/bror.html
 認知・知的障害者にとっての分かりやすい情報
 ブロール・トロンバッケ
 読みやすい図書センター、スウェーデン
 発表年月 2001年10月5日

◯ 読みやすい図書、及びその概念、またスウェーデンの読みやすい図書、及びデジタル出版について報告

 読みやすい図書は、書かれた文章だけに限らない。
 あらゆるプレゼンテーションにおいて必要である。
 すなわち、レイアウトや、デザイン、書体、そして文字の大きさも関わる。
 まずレイアウトは、明確で魅力的でなくてはならない。
 余白や行間を広くすると読みやすくなる。
 また、文章は短いブロックに分け、1ページあたりの行数を制限する。
 また、書体ははっきり、かなり大きめのものを使う。
 そしてこの文字の大きさは、実際に続いた文章を示したい場合は12から14ポイントが適切である。
 そして文字と紙の背景や、色とのコントラストは十分にはっきりしたものにする。
 読みやすい図書の中で、挿絵、イラストは、一般的な出版物よりも重要な意味を持っている。
 いわゆる動画というものも同じように重要な役割を果たす。
 文章を具体的に挿絵で示すと、伝えたいメッセージがよりわかりやすくなる。
 しかしながら、非現実的な絵を使うと、雰囲気を壊してしまったり、反対に感情を高めたりもする。
 そして絵と文は必ず合致していなくてはならない。
 絵が間違った方向に読者を導くようだと混乱をきたす。
 また読みやすい図書レベルはひとつではない。
 同じような読書力の問題を抱える人々の間でも、その能力には差があり、こうした図書は、様々なレベルのものが必要である。
 例えば絵がベースになった物語程度のものから、ある程度の読書力を要しながらも、同時に一般的な本や新聞よりもやさしいようなものまで様々なものを用意することが必要になる。

(つづく)

【引用終わり】



 それぞれの障がい程度や実態に応じた「読みやすい図書」づくりが必要だ。
 読み手にとって、魅力的で理解しやすいものである。
 読み手が熱心に手に取ってくれるようなものにしたい。

 (ケー)
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