読みやすい図書に関する国連規則

 02, 2016 05:00
 国際機関にはおいては、障がい者等に対する「読みやすい図書」のガイドラインを設けている。
 国連基準規則、ユネスコ公共図書館声明書、国際図書館連盟ガイドラインにおいてである。
 以下にその内容が述べられている。
  
 本報告の紹介は第2回目となる。



【引用はじめ】

 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/other/bror.html
 認知・知的障害者にとっての分かりやすい情報
 ブロール・トロンバッケ
 読みやすい図書センター、スウェーデン
 発表年月 2001年10月5日

◯ 読みやすい図書、及びその概念、またスウェーデンの読みやすい図書、及びデジタル出版について報告

 読みやすい図書は、国連基準規則の強い支援を受けて規則やガイドラインを設けている。
 国連の規則の第5項と10項は次のように述べている。

 ◎ 政府は様々な障害を持つ人々のために情報や文書類を提供するように対策をたてるべきである。
 ◎ 政府はテレビやラジオ、新聞などメディアがサービスを提供できるように働きかけ、奨励していくべきである。
 ◎ 障害者は健常者と同じように、文化活動に参加できるようにするべきである。
 ◎ 政府は文学、映画、劇場などに障害者がアクセスできる方法を開発するべきである。

 ユネスコによる公共図書館声明書も読みやすい図書を奨励しており、以下のように述べている。

 “なんらかの理由で、サービスを享受できない利用者、例えば言語マイノリティ、障害者、病院の入院患者、もしくは服役中の方々などには、特定のサービスや図書を提供することが必要である”

 国際図書館連盟(IFLA)は、読みやすい図書のためのガイドラインを作成している。
 このガイドラインは読みやすい図書の必要性、主要な対象グループ、読みやすい出版物の一般的なガイドラインを示している。

【引用終わり】



 国際的には、障がい者等に対する「読みやすい図書」の普及拡大が求められている。
 しかし、そうした考え方が一般化しているようには見えない。
 ごく一部において必要性が認識されているに過ぎない。
 スウェーデンにおいては、この実現に向けた実践が継続的に行われている。
 北欧における福祉思想の先進性がなせる業なのだろう。
 これには、どんな背景があるのか知りたいものだ。
 
 (ケー)
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