読みやすい出版の目的

 01, 2016 05:02
 スウェーデンでは「読みやすい図書センター」がある。
 そこでは、読みやすい図書の出版が盛んだ。
 その報告が以下のとおり。
 報告内容を何回かに分けて引用する。
  
 本報告の紹介は第1回目となる。



【引用はじめ】

 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/other/bror.html
 認知・知的障害者にとっての分かりやすい情報
 ブロール・トロンバッケ
 読みやすい図書センター、スウェーデン
 発表年月 2001年10月5日

◯ 読みやすい図書、及びその概念、またスウェーデンの読みやすい図書、及びデジタル出版について報告

 読みやすい出版の目的は、簡単で、わかりやすく書くということである。
 同時に大人向けに多様な形でそれを行うということである。
 これを達成するには内容、言語、挿絵、そしてプレゼンテーション、つまり、グラフィックなレイアウトを考慮しなくてはならない。
 読みやすさとわかりやすさを、質の高いプロの仕事として実現することが必要である。

 何故、読みやすい図書が必要なのだろうか。
 第一に、だれでも文化、文学、情報に理解できる形でアクセスできるという民主主義的権利がある。
 権利を行使し、自らの生活をコントロールするには、情報に精通している必要がある。

 またこれはクオリティ・オブ・ライフの問題でもある。
 読めるということは、人々に大いなる自信を与え、世界観を広げ、社会参加を可能にする。
 読むことを通して、考え、思想、経験を共有し、人間として成長することができる。

【引用終わり】



 スウェーデンにおいては、「読みやすさとわかりやすさ」を追求する図書を重視している。
 その実現のため、「質の高いプロ」たちが仕事に携わっている。
 なぜそうするか。
 誰でもが理解できる形になっていることによって、自らの権利を行使できるようにするためだ。
 さらに、人間的成長に寄与し、生活の質向上を図るためだ。
 こうした目的達成のために、読みやすい図書づくりに熱心な取り組みがなされている。
 
 (ケー)
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