わかりやすい文章構造や言語表現を考察する意義とは

 30, 2016 05:00
 知的しょうがい者に対するわかりやすい言語表現について、分析してきた。
 そのまとめである。
  
 本論文の紹介は第15回目となる。



【引用はじめ】

 知的障がい者のコミュニケーション支援に向けたテキスト分析
 工藤 瑞香 大塚 裕子(公立はこだて未来大学システム情報科学部)
 打浪(古賀)文子(淑徳短期大学こども学科)
 言語処理学会 第19回年次大会 発表論文集 (2013年3月)
 file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/Y5LKSS8K/B4-5.pdf

4. おわりに

 知的障がい者にとってわかりやすい文章構造や言語表現を考察することは,健常者に提示することにより,障がい者との交流の際の助けとすることができる、また,公共の案内や看板などに用いることにより,知的障がい者が住みやすい環境にすることができる

 今後はデータを増やし,研究を体系化していく.具体的には,テキスト分析に関して以下の3 点を行う.

 1 つ目は,言い換えの分析をさらに進め,言い換えのパターンの傾向を考察する.

 2 つ目に,「ステージ」での構文の簡潔さの程度についてである.
 現段階では,簡潔さの程度を把握するためにテキスト分析の結果を示しただけであるが,今後は,簡潔さの程度を構造的に整理できるよう構文解析などを用いて分析する.

 3 つ目に,以上の2 点を分析・考察することにより,災害時に外国人への情報提供のために用いる「やさしい日本語」[佐藤 2010]と の関連性についても考察する.

(つづく)

【引用終わり】



 健常者が知的障がい者との交流をしやすいものするためには、わかりやすい言語表現を追求することである。
 知的障がい者にとって、生活しやすい環境づくりの一環として言語環境がよりわかりやすくなることも重要だ。
 そのため、わかりやすさに対する今後の研究が待たれる。
 こうした研究に携わっている人はごく限られているのが現状である。
 研究費だってごく限られているに違いない。
 興味関心を持つ研究者が少ない。
 研究者を増やしたいと思うのだが。
 福祉分野だけでなく、言語臨床、情報工学、幼児教育、特別支援教育、マスコミ等が大同団結できるといいのだが。
 
 (ケー)
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