「修飾部+体現」の言い換え

 28, 2016 05:00
 わかりやすい表現にしようと知的障がい者向け季刊誌「ステージ」は、どんな言い換えをしているか。
 以下は、「修飾部+体現」の文構造に関する言い換えである。
  
 本論文の紹介は第13回目となる。



【引用はじめ】

 知的障がい者のコミュニケーション支援に向けたテキスト分析
 工藤 瑞香 大塚 裕子(公立はこだて未来大学システム情報科学部)
 打浪(古賀)文子(淑徳短期大学こども学科)
 言語処理学会 第19回年次大会 発表論文集 (2013年3月)
 file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/Y5LKSS8K/B4-5.pdf

3.6. 言い換えに関する分析

3.6.2. 分析結果

 最後の「修飾部+体現」の形の言い換えについては,次に示すように文や句への言い換えや「修飾部+体現」という同様の構造で ありながら異なる表現になっている傾向がみられる.

「修飾部+体現」の言い換え

朝日新聞=公約に掲げた都構想 →  「ステージ」=大阪市を「大阪都」に変えると言っています。

朝日新聞=維新の会幹事長の松井一郎氏 →  「ステージ」=橋下さんの仲間の松井一郎さん

(つづく)

【引用終わり】



 以上のように、具体的にわかりやすい表現による言い換えになっている。
 「公約に掲げた都構想」でなく、「大阪市を大阪都に変える」と具体的に言い換えている。
 「公約」・「都構想」の具体的内容を言い換える。
 それが、「大阪市を大阪都に変える」という表現になった。
 わかりやすくすると簡単に言うが、結構難しい作業ということがわかる。
 外国語の翻訳ぐらいのエネルギーがいる。
 そういう意味で翻訳家に近い、翻案家という専門家を育成する必要がある。
 
 (ケー)
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