数字のわかりやすい言い換え

 27, 2016 05:00
 知的障がい者向け季刊誌「ステージ」と「朝日新聞」の言葉を比較して、わかりやすい表現のあり方について追求している。
 数字は、どうなふうにすればわかりやすくなるかの工夫である。
 数字を「朝日新聞」と「ステージ」では、どう表現しているか。
 その違いを明らかにしている。
 以下を参照してほしい。
  
 本論文の紹介は第12回目となる。



【引用はじめ】

 知的障がい者のコミュニケーション支援に向けたテキスト分析
 工藤 瑞香 大塚 裕子(公立はこだて未来大学システム情報科学部)
 打浪(古賀)文子(淑徳短期大学こども学科)
 言語処理学会 第19回年次大会 発表論文集 (2013年3月)
 file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/Y5LKSS8K/B4-5.pdf

3.6. 言い換えに関する分析

3.6.2. 分析結果

 2 つ目の「数字」の言い換えについては,「ステージ」では,次 に示すように具体的な数字から切りのいい抽象的な数字への言い換えや,数字から数字以外の抽象的言い換え,さ らに,価値判断を含む数字以外の表現への言い換えがみられる.

           数字の言い換え
 朝日新聞=35人          ステージ=40人近く
         4        いくつか
        半径3キロ以内          近く

(つづく)

【引用終わり】



 知的障がい者は、数字の理解が困難な人が多い。
 知的障がい者にとって、厳密な数字表記より、あいまいな言葉で表記したほうが理解しやすいということである。
 「ステージ」の編集は、知的障がい者も参加しているので、その人たちの意見が反映されている。
 こうした言い換えが重要となるのだ。
 なかなか気づきにくいことの一つと言える。
 
 (ケー)
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