試行的ワークショップの課題

 15, 2016 05:00
 グループホーム学会による知的障がいのある人たちによる試行的ワークショップに関する論文を紹介してきた。
 わかりやすい情報提供のあり方、話し合いを進めるための支援のあり方が述べられた。
 本人たちの実情をふまえて、段階的に対応することは、本人たちの発言を引き出すのに有効である。
 そうしたことを明らかにする論文であった。

 本論文の紹介はこれで第10回目となる。今回をもって最終回とする。



【引用はじめ】

file:///C:/Users/仁/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/DM59WIH0/kiyou08-13.pdf

当事者参加型の研究における知的障害のある人への情報提供支援について ~試行的ワークショップを事例として~
狩野晴子

5 まとめ

 本稿では、試行的ワークショップを事例としてとりあげ、わかりやすい情報提供とその情報を理解するための側面的な支援、この二つの支援が当事者参加型の研究では求められるという仮説を支援者の立場から導き出した。
 しかし、入居者委員会による本研究はいまだ途上にあり、十分な議論をされていない状況である。
 支援者からの一方的な理解ではなく、知的障害のある本人とともに、今後更なる実践、検討をかさね、最終的な結論をだしていきたい。

(終わり)

【引用終わり】



 本人たちのペースにあった場づくりこそ、意見交換も可能となる。
 手間と時間を惜しまず、本人の発言を引き出す機会をつくることだ。
 そうした条件を整えて、それぞれの本人たちが多くの経験を積む機会をつくりださなければならない。
 今まで十分な条件設定がなかった。
 支援者側が勝手な思い込みで代弁者面をしていたと言っても言い過ぎでない。
 時間がかかるのでといった支援者側の都合が優先されてきた。
 もっと本人の側に立った対応を強調することで、本人の自立を進める対応を進めねばならない。
 本論文はそうした試みだった。

 (ケー)
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