説明的文章をよりわかりやすくしたい

 29, 2016 05:08
 知的障がいのある人たちには、今までどんなものがわかりやすくリライトされてきたか。
 それは彼らにとって必要とする福祉制度等の内容に関する文書が、わかりやすくリライトされてきている。
 そうはいってもごくわずかに過ぎない。
 それを手にする知的障がい者もごく限られる。
 こうした実態をふまえ、少しでも多くのわかりやすいリライト文書を増やしていくことこそ必要だ。
 わかりやすい説明的文章を増やす必要を以下では述べている。



【引用はじめ】

平成17年度「障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会」 代表者 室 津 滋 樹
5 『わかりやすい表現』(plain text)活動・研究の現状と方向性 (p97~.p.107)
分担研究委員
名川 勝 渡辺勧持 薬師寺明子(美作大学) 杉田穏子 (立教女学院短期大学) 花崎三千子 堀江まゆみ 鈴木義弘
鈴木伸住(Sプ ラン三ング) 岩本真紀子 (全日本手をつなぐ育成会)

4.  どうすればわかりやすくできるか

 わかりやすく書くためのマニュアルは、海外のものも含め既にいろいろ出されている。
 外国版については言い換えるべき言葉などいくつかの点でそのまま使えない箇所はあるものの、多 くは参照できる。
 それらについて概観すると、次のような指摘などがある。
 筆者なりに整理しアレンジしてある。
 もともとの具体的な指示は、末尾文献を参照されたい。(本稿はマニュアル提示が目的ではないので概要提示に留める)

(2) 説明的文章での工夫

 これまでのわかりやすい表現のための工夫を見ると、どちらかというと語句や文章の構造、あるいはレイアウトやビジュアルな面での工夫が多かったように思われる。
 そして長い文章全体、メッセージ全体をどのように組み立てるか、テーマとなっている取り扱い概念について提示する手順などについては、あまり詳しく,提示されていない。
 ところが、今のところ比較的多くリライトされることのある文書には、制度紹介やその利用に関する説明文書、自分たちの立場を主張する文書など、複数のメッセージを手順良くわかりやすく説明する文章も少なからず存在するように思われる。
 そのような点を考えると、これまでの工夫に加えて、説明的文章の工夫をさらに検討すべきであると言えるのではないか。

(つづく)

【引用終わり】



 わかりやすい文書を増やすには、組織だった取り組みが必要である。
 こうしたことに興味関心をもっている人たちが集結することだ。
 まだ、ごく一部の限られた人たち、地域で行われているに過ぎない。
 ネット呼びかけていくのも一つの手ではある。 
 
 (ケー)
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