plainであることの意味

 21, 2016 05:00
 知的障がい者にいかにわかりやすく情報提供するか。
 それには、simpleというよりplainな文章作成をこころがけることを提唱している。
 以下に、plainとはどういう意味か述べている。



【引用はじめ】

平成17年度「障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会」 代表者 室 津 滋 樹
5 『わかりやすい表現』(plain text)活動・研究の現状と方向性 (p97~.p.107)
分担研究委員
名川 勝 渡辺勧持 薬師寺明子(美作大学) 杉田穏子 (立教女学院短期大学) 花崎三千子 堀江まゆみ 鈴木義弘
鈴木伸住(Sプ ラン三ング) 岩本真紀子 (全日本手をつなぐ育成会)

2.「わかりやすい」(plain)と いうことについて

(2)plainであることの意味

カナダのCACLが発行しているplainな文章作成のワークブ ックには、なぜplainな言葉を使 うのか?
 どうして plainな言葉にはパワーがあるのか? を考える課題があり、この答えの例も示されている。
 答えを明かすのは気が引けるが、とても興味深いので紹介させていただ く (CACL,1997)。

・plainな言葉は、メッセージがはっきりしている。
・plainな言葉は、単純 (simple)とは違う。だから使っている人も単純な頭ではない。
・plainな言葉は、子どもじみた言い方や詰まらない言葉遣いと一緒にしてはいけない。
・plainな言葉は、自分の考えを自分の言葉で表すことだ。
・plainな言葉は、自分の見聞きしたことを理解するのに役立つ。
・plainな言葉は、(うまく読めない人も含めて)よ り多くの人に情報を伝えることができる。
・plainな言葉は、自分の権利を使い、正義を行うことを学ぶのに役立つ。

 つまりわかりやすく書くということは、できるだけ多くの、いろんな人にわかってもらえる、 あるいはその情報を共有することができるのだという指摘がストレートに示されている。
 また、そのように理解を共有することで、権利を主張する力も持つことができる点も強調されている。
 主張していいんだと納得でき、パワーをもらえるということだろう。
 だからこそ、CACLのワークブックは 「The Power of Language」

(つづく)

【引用終わり】



 知的障がい者にとって価値ある言葉をわかりやすく表現することが重要だ。
 障がい者一人一人にあった価値ある内容によって、やりとりできることが望ましい。
 それがplainな言葉である。
 知的障がい者が暮らしやすい生活を送る上で、今後工夫すべき観点と言っていい。
 
 (ケー)
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