simpleではなくplain

 20, 2016 05:00
 知的障がい者に対するより良い情報提供に関する論文を紹介している。
 日本グループホーム学会がまとめた『わかりやすい表現』である。
 名川勝氏の研究グループがまとめたものだ。
 「simpleではなくplain 」について述べている。
 単なる単純な内容というより、わかりやすさ平明さを重視することだ。



【引用はじめ】

平成17年度「障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会」 代表者 室 津 滋 樹
5 『わかりやすい表現』(plain text)活動・研究の現状と方向性 (p97~.p.107)
分担研究委員
名川 勝 渡辺勧持 薬師寺明子(美作大学) 杉田穏子 (立教女学院短期大学) 花崎三千子 堀江まゆみ 鈴木義弘
鈴木伸住(Sプ ラン三ング) 岩本真紀子 (全日本手をつなぐ育成会)

2.「わかりやすい」(plain)と いうことについて

(1) simpleではなくplain

  「わかりやすい」ということについて、英語ではいくつかの言い方がなされている。
 例を挙げ ると、easy―to―read/in easy reading、accessiblee writing、 simple、plainなど。
 これらはそれぞれの側面を言い表している表現なのだろう。
 よく使われているのを見るのは、easy―to―read/in easy readingやplainのように思われる。
 それから一部のマニュアルでは 「simpleではなく plain」と主張し、これら二者を区別していた。
 推測の域を出ないが、どうやら simpleという言葉には、話の内容が単純であるとの意味合いが含まれるのだろう。
 そしてこの指摘から、 「easy―to―readであることやplainであること」イコール 「話の中身が単純だったり低次」というのではなく、わかりやすく平明であることを意味しているのだと理解できそうだった。
 これらのことから、本稿ではひとまずplainという表記を用いることとするが、まだ研究的な吟味を始めたばかりなので、確定しているわけではない。

(つづく)

【引用終わり】



 わかりやすさは、単純さを強調し低次なものを言っているわけでないということである。
 複雑で高次なものでもわかりやすく平明にすることだ。
 知的障がい者が地域の人々と同じように暮らすことを保障するためである。
 
 (ケー)
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