知的障がいのある人々の社会「参加」を保障する手立て

 14, 2016 05:00
 知的障がい者に対するわかりやすいコミュニケーション支援は、書き言葉といった文書だけでは不十分である。
 会議に参加した場合の話し言葉を中心としたわかりやすい対応も必要だ。
 その実践例が以下のとおりである。
 内閣府で行われた「障がい者制度改革推進会議」における会議の進め方だ。



【引用始め】

http://synodos.jp/welfare/14700
2015.07.28 Tue
知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学

知的障害者への情報提供の実践例 

 もう一つ、文書だけでなくコミュニケーション支援を交えた例をご紹介しましょう。

 2009年12月より内閣府が中心となって進めてきた「障がい者制度改革推進会議」(注7)では、知的障害を有する委員も会議に参加しました。
 さまざまな障害を持つ委員が推進会議に参加される中、会議内容をリライトしたわかりやすい資料が用意されました。

 さらに、赤・黄・青の三色のカードが用いられました。
 青は同意します、黄色は話し合いのスピードが速すぎます、赤は理解が難しいです、という意味です。
 知的障害を有する委員は会議に参加する際、わかりやすい資料と三色のカードを適宜利用しつつ、さまざまな人々と一緒に議論を行いました(注7)

(注7)以下にイエローカードやレッドカード、また実際にわかりやすくされた障害者基本法が掲載されています。DINF「改正障害者基本法<わかりやすい版>」

 このように、情報伝達やコミュニケーションにおいて、知的障害者にとってのわかりやすさやその場への参加しやすさに標準を合わせるという「配慮」は、知的障害のある人々の社会への「参加」を保障するための大切な手立てとなるのです。

(つづく)

【引用終わり】



 今後、知的障がいのある当事者が行政等の行う会議に参加にする機会も出てくる。
 そうした場合に、話し合いの内容をわかりやすいものにする手立てとして、いろんな配慮が必要だ。
 それが障がい当事者の意見を反映することにつながる。
 知的障がい者の社会参加をより進めることなる。
 軽度の人たちの社会参加をより推進することで、中重度の人たちの社会参加のあり方にも力になるはずだ。

 (ケー)
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