知的障がい者への情報提供の実践例

 12, 2016 05:08
 知的障がい者にとって、わかりやすい情報は単にふりがなが漢字にふってあればいいというものでない。
 言葉の意味が難しい場合もある。
 また、文の構造が複雑だったりする。
 そのような場合、理解が難しくなる。
 こうしたことに配慮した情報提供が必要になってくる。
 実践例の紹介を以下に打浪文子氏が述べる。 



【引用始め】

http://synodos.jp/welfare/14700
2015.07.28 Tue
知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学

知的障害者への情報提供の実践例 

ところで、知的障害者にとってわかりやすい表現とはどのようなものでしょうか。
 単にふりがなをつければいいと考える人もいますが、それだけでは文章の内容がわかりやすくなったとは言えません。
 漢字が読めたとしても言葉の意味自体が難しい場合や、文の構造が複雑で理解しにくい場合などがあるからです(注5)

(注5)6大和大学の藤澤和子教授らによって、知的障害のある人に対してわかりやすい情報提供を行う際のガイドラインが作成されています(文末に付記としてリライトの要点を抜粋します)

 ここで、国内での少ない実践の中で、情報提供やコミュニケーションの「わかりやすさ」に配慮のある例をご紹介しましょう。

 一つは、「みんなが読める新聞『ステージ』」(注6)というものです。1996年から2014年まで(福)全日本手をつなぐ育成会から発行されていた、新聞の体裁をとる知的障害者向けの季刊誌です。
 前項で述べたスウェーデンの『8SIDOR』を模して創刊されました。

 障害のある本人の生活や権利に関わる話題に加え、時事情報・エンターティンメント・スポーツなどのより公共性が高く幅広い話題を総合的に扱っています。

(注6)「ステージ」についての詳細は、以下の文献でまとめています。
 打浪文子(2014)「知的障害者への『わかりやすい』情報提供に関する検討―『ステージ』の実践と調査を中心に―」『社会言語科学』17(1),85-97.

(つづく)

【引用終わり】



 残念ながら、、「みんなが読める新聞『ステージ』」は休刊中。
 再刊できるといいのだが。
 経費がかさんで難しかったか。
 スポンサーがつくといいのだが。
 さらに、専門の編集者が必要だ。
 現状では難しいのだろう。

 (ケー)
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