知的障がい者のコミュニケーションの難しさ

 08, 2016 05:19
 知的障がい者はコミュニケーションが難しい。
 だから、関係者による代読や代筆といった手立てがとられる。
 それでも難しければ、本人にとってわからないまま放置されている。
 現状では、本人の理解に対して配慮されていないことのほうがほとんどである。
 打浪文子氏は、そのへんの事情を以下のように述べる。



【引用始め】

http://synodos.jp/welfare/14700
2015.07.28 Tue
知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学

知的障害者への情報提供の必要性 

 実際、情報機器を使用する際や日常生活における情報伝達において、知的障害者自身が情報アクセスの主体であるということは、本人にも支援者や家族にも意識されにくい状況にありました。
 情報伝達やコミュニケーションが難しければ家族や支援者が代読・代筆や意思伝達をすればよいという考えが主流であったからです。

 ですが、知的障害者がいつでも家族や支援者から援助を得られる状況にあるわけではありません。
 また、時には家族や支援者こそが意識的・無意識的に情報伝達やコミュニケーションを妨げてしまう場合もあります。
(つづく)

【引用終わり】



 知的障がい者に対する実態に即した情報アクセスのあり方はようやく注目され始めたばかりである。
 それも関係者の中のごく少数でしかない。
 知的障がい者一人ひとりに合ったコミュニケーションについて、その必要性が広く理解されなければならない。
 障害者差別解消法が施行され、合理的配慮が強調されるようになった。
 この考え方が世の中に普及拡大することによって、知的障がい者に対するコミュニケーションのあり方の工夫がなされることを期待している。 

 (ケー)
関連記事

COMMENT 0

WHAT'S NEW?