成年後見制度は自己決定権と保護理念の調和を図った制度

 31, 2016 05:00
 日本百科全書による「成年後見制度」の解説は以下の引用である。
 自己決定権といった新しい理念と、保護優先理念の調和を図ろうとしたのが、成年後見制度である。
 相矛盾した理念のバランスを図るのだから、運用に際しては課題も多い。
 しかし、親亡き後の不安定な生活の課題解決には、重要な仕組みと言っていい。
 以下の解説を参照してください。



【引用始め】

https://kotobank.jp/word/%E6%88%90%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E8%A6%8B%E5%88%B6%E5%BA%A6-154782
コトバンク
成年後見制度 せいねんこうけんせいど

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

成年後見制度
せいねんこうけんせいど

 未成年者を保護する未成年後見に対して、判断能力の不十分な成年者(認知症高齢者、知的障害者、精神障害者)を保護するための制度をいう。
 自己決定権の尊重、残存能力の活用、ノーマライゼーションnormalization(高齢者や障害者を施設などに隔離するのではなく、いっしょに暮らす社会こそがノーマルだとする福祉のあり方に関する思想)などの新しい理念と、従来の本人の保護を優先する理念との調和を旨として、柔軟かつ弾力的な利用しやすい制度を構築することを目的に2000年(平成12)4月に導入された。[池尻郁夫]

【引用終わり】



 以上によれば、成年後見制度は、「柔軟かつ弾力的な利用しやすい制度を構築することを目的として導入された」とある。
 実情は、どう見ても「利用しやすい制度」とは言えない。
 それで「成年後見制度利用促進法」を制定せざるを得なかった。
 今後、この法の制定によって成年後見制度の利用が進めばいいのだが。
 
 (ケー)
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