「成年後見制度利用促進法」の成立によって、この制度の利用が進むのだろうか。
制度利用を進めることを目指した法律である。
要は利用者にとって、メリットがあるとなれば利用も進むはずだ。
そのへんのことを、以下の福祉新聞の記事から引用する。
【引用始め】
http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/12426
成年後見制度利用促進法が成立 高齢化で利用拡大促す
2016年04月11日 福祉新聞編集部
なぜ利用が低調なのか
【解説】
ある日突然、後見人を名乗る人物がやってきて、「お宅のグループホームにいる知的障害のAさんはB市に移ることになった」と運営法人に宣告する。
Aさんの姉がAさんの知らないうちに後見人を申し立てたことが後で分かる。そんなことが現実に起こっている。
不適切な運用があることは、利用促進法の起草者も「承知している」とし、本人の意思を尊重するよう見直すという。
大切なのは、どの程度踏み込んで見直すかということ、十分に改善された上で利用を促すという順番を守ることだ。
同時進行では危うい。
制度の利用人数は約18万人(14年末)。
必要な人が利用していないという判断が利用促進法の背景にある。
まずは、なぜ利用が低調なのか丁寧に探るべきだ。
【引用終わり】
利用者の意思を尊重することなく、成年後見制度を不適切に運用している。
そうした事例も多いのだろう。
利用者にとって財産管理も大事だが、身上監護も適切に行われる体制が必要だ。
しかし、身上監護は手間と時間がかかる。
後見人とってそれに見合った経費が保障されない。
後見人の熱意と情熱だけに頼る制度では長続きしない。
このあたりの課題解決できる工夫がなされているのだろうか。
このへんを今後私としても深堀したい。
(ケー)
制度利用を進めることを目指した法律である。
要は利用者にとって、メリットがあるとなれば利用も進むはずだ。
そのへんのことを、以下の福祉新聞の記事から引用する。
【引用始め】
http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/12426
成年後見制度利用促進法が成立 高齢化で利用拡大促す
2016年04月11日 福祉新聞編集部
なぜ利用が低調なのか
【解説】
ある日突然、後見人を名乗る人物がやってきて、「お宅のグループホームにいる知的障害のAさんはB市に移ることになった」と運営法人に宣告する。
Aさんの姉がAさんの知らないうちに後見人を申し立てたことが後で分かる。そんなことが現実に起こっている。
不適切な運用があることは、利用促進法の起草者も「承知している」とし、本人の意思を尊重するよう見直すという。
大切なのは、どの程度踏み込んで見直すかということ、十分に改善された上で利用を促すという順番を守ることだ。
同時進行では危うい。
制度の利用人数は約18万人(14年末)。
必要な人が利用していないという判断が利用促進法の背景にある。
まずは、なぜ利用が低調なのか丁寧に探るべきだ。
【引用終わり】
利用者の意思を尊重することなく、成年後見制度を不適切に運用している。
そうした事例も多いのだろう。
利用者にとって財産管理も大事だが、身上監護も適切に行われる体制が必要だ。
しかし、身上監護は手間と時間がかかる。
後見人とってそれに見合った経費が保障されない。
後見人の熱意と情熱だけに頼る制度では長続きしない。
このあたりの課題解決できる工夫がなされているのだろうか。
このへんを今後私としても深堀したい。
(ケー)
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