防災ハンドブックづくり

 09, 2016 05:00
 東日本大震災から5年がたった。
 発災当初の山形市内を中心としたさまざまな状況について、本ブログに記述した今までの内容を再録している。

 知的障がい者本人向けに地震等の災害に対してどうすればよいか。
 本人たちにもわかりやすいハンドブックの必要性を東日本大震災後感じた。
 先進的な取組を調べたら、以下のようなものがあった。
 日本自閉症協会が作成したハンドブックである。
 「災害に備えて、普段からの訓練の必要性を強調している。」



♯地震発生から44日目=防災ハンドブック1回目
 April 23, 2011 06:00

 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から44日目(4月23日、土曜日)。
 また、大震災発生から44日目の新しい朝を迎えた。

 知的しょうがい者を守るための団体である「山形県手をつなぐ育成会」として、東日本大震災が発災(村井嘉浩宮城県知事が使っていた言葉)してから、あらためて本団体の果たす役割を問い直す必要がある。
 今考えているのは、知的しょうがい者本人たちによる防災会議の開催、そして本人たちによる防災ハンドブックの作成である。
 調べてみるとこうしたことをもう以前から手がけている人たちがいる。
 人材も、お金も乏しい本県育成会事務局としては、こうしたものを十分活用して「山形県手をつなぐ育成会」会員にとって役立つものとしたい。当然、知的しょうがい者本人たち、その家族、関係者、学識経験者等の絶大な協力を得る必要がある。
 そこで、私たちが参考とすべきテキストして、社団法人日本自閉症協会「自閉症の人たちのための防災ハンドブックー自閉症のあなたと家族の方へー」(平成20年12月発行)を紹介する。
 今後、シリーズで、取り上げていくこととする。
  
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【引用はじめ】

◎ 社団法人日本自閉症協会「自閉症の人たちのための防災ハンドブックー自閉症のあなたと家族の方へー」(平成20年12月発行)url http://www.autism.or.jp
 紹介「第1回目」

はじめに

「まなんでさいがいからいのちをまもろう」

じしんやかじやすいがいのとき、どうしたらじぶんをまもることができるでしょうか。
なによりも、さいがいにそなえて、ふだんからのくんれんがたいせつです。
なんべんもなんべんもくりかえしてくんれんすることです。そうすれば、じぶんじしんをまもり、かぞくやおともだちとたすけあってさいがいをのりこえることができるでしょう。
このハンドブックは、あなたをさいがいからまもろうとつくりました。
「よんでねマーク」のページは、あなたのページです。
しっかりよんで、やくだててくださいね。

いちばんたいせつなのはあなたのいのちです。

【引用おわり】

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 この防災ハンドブックはA5サイズのコンパクトなもので、25頁だて。
 カラフルで絵もたくさんあり、本人向けには、「読んでね」マークをつけて、フリガナ付き。表現も短く、わかりやすくといった配慮がある。
 上記の「まなんでさいがいからいのちをまもろう」という表現にも、なんとしてでも災害に対して、ふだんから備えておく重要性を訴えている。
 これはあくまでも守る側からみている。
 私たちがめざすべきハンドブックは、当事者からみた対応のあり方である。どこまで追求できるか心配ではあるが。

 そういう意味でハンドブックが形となれば、「明けない夜はない」に一歩でも近づくことにはなるだろう。
 (ケー)




 この地震列島に住む日本人としては、地震等に備えた常識を普段から学んでおくことである。
 災害に備えての学習の機会が必要なのだ。
 そのためのテキストがいる。
 それもそれぞれにとって理解しやすいものでなければならない。
 障がい者は災害弱者とみなされている。
 そうであれば障がいのない人以上に災害に備えた学習機会が必要だ。
 知的障がい者は経験のないことを想像することが苦手である。
 避難訓練などの疑似体験など繰り返すことも重要となる。

 (ケー)
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