介護職員不足

 19, 2016 05:08
 東日本大震災から5年がたった。
 発災当初の山形市内の状況について、本ブログに記述した今までの内容を再録している。

 大震災において、被災者はみな大きな苦難に見舞われる。
 今、起きている熊本地震でも同様だ。
4月18日夕までに震度1以上の地震は540回を超えた。
 14日の震度7から始まって、震度6強、6弱、5強といった揺れが繰り返している。
 被災地の人たちは、そのたびびっくりというより恐怖感にかられているだろう。
 被害も増える。
 崩れていた家が、更なる揺れでぺしゃんこになっている。
 平成28年4月18日午後5時現在、死亡42人。
 毎日、死亡者が増えている。
 いつ止むとも知れない地震だ。

 以下は、東日本大震災で介護職員不足に悩まされた話である。
   


【引用はじめ】

♯地震発生から24日目=介護職員求む

April 03, 2011 07:36

 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から24日目(4月3日、日曜日)。
 また、大震災発生から24日目の新しい朝を迎えた。
被災地にある介護高齢者施設も、避難住民を受け入れているところもあって、入所者の介護のみでなく、避難者の対応に追われる日々。
 介護職員の中には、家族が亡くなったり、家を失ったりした職員もいる。
 施設内に寝泊まりして、職務を行っている。
 また、介護職員が死亡したり、行方不明といった例もあり、施設職員が足りなくなっている所もある。
 そのため、職員一人一人の負担も大きくなっている。
 そのような現状にある施設では、資格のある介護職員の派遣を望んでいる。
 その実情を伝える「毎日JP」の記事は次のとおり。

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【引用始め】

http://mainichi.jp/life/today/news/20110402dde001040002000c.html
毎日新聞 2011年4月2日 東京夕刊

 東日本大震災:介護の手、足りない 被災職員もケア必要−−岩手・陸前高田

 ◇避難者あふれる施設

 東日本大震災の被災地で、避難所になった福祉施設で働く介護職員の疲労がピークに達している。家族や自宅を失い被災者となりながら入所者の介護を続け、さらに避難者の世話もするケースが少なくない。「私たちが頑張らなければ」という使命感が強いが、施設の責任者たちは「各地から専門職員を派遣して支援してほしい」と訴える。【久野華代】

 定員2人の居室に、高齢者の眠るベッド4台がひしめいていた。食堂では、被災した若者が床に毛布を敷いて横になっていた。

 110人が入所する岩手県陸前高田市の特別養護老人ホーム「高寿園」。市指定避難所ではなかったが、高台にあるため、津波から逃げてきた地元住民約200人を受け入れた。

 震災前は入所者と介護職員のおしゃべりでにぎやかだった部屋がひっそりしている。「歩いてトイレに行けた入所者にも、断水のため尿取りパッドをつけた。その影響なのか、気力が低下したように感じます」。介護主任の佐々木衣子さん(54)は入所者の健康状態に不安を募らせる。

 事務職を含め165人いた職員のうち、7人が亡くなり6人が行方不明。家を失い施設で寝泊まりしながら仕事を続ける職員は59人に上る。津波で家を失った佐々木さんもその一人だ。

 震災後しばらくは入所者の介護に加え、避難者が使うトイレの清掃やゴミの分別も引き受けてきた。過労で体調を崩す職員もいたが「私たちが頑張らなければ」との思いから不満は口にしない。避難者の中には家を失い行き場のない高齢者も多いが、佐々木晃・事務主任は「このまま多くの避難者を受け入れ続ければ、職員はパンクしてしまう」と悲鳴を上げる。

 陸前高田市の介護老人保健施設「松原苑」にも震災後、認知症などの入所者190人に加え、家を失った高齢者15人が身を寄せる。一方で、50人いた介護職員は2人が死亡・行方不明になるなどして5人減った。その分1人あたりの夜勤数が増えたという。

 入沢美紀子看護部長は「入所者だけではなく、職員も心身ともにケアが必要。ぜひ介護の資格を持つ人が応援に来て助けてほしい」と訴えている。

【引用終わり】
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 被災者の中でも、被災要介護者はより厳しい状況にある。
 ピンポイントでの支援をどのように実施するか。
 民間の力だけでは限界がある。
 マッチングする機関が必要だ。行政の機能が津波で壊滅した所もある。
 厳しい状況を伝えたくてもどこに伝えるべきかさえわからなくなっている。
 しかし、今の窮状を訴え、少しでも助力になる方策を見出さなければならない。

 大変な状況は続くのは確かだが、それでも「明けない夜はない」。
 限界ぎりぎりで職員たちが努力し続けているし、これからは、それをサポートする手も徐々に増えてゆくはずだから。
 (ケー)
 
【引用終わり】



 被災者は疲労もピークに達している。
 支援者も同様だ。
 要介護者には十分支援が行き届いていないかもしれない。
 物資不足が言われ始めている。
 人員不足も著しい。
 衛生面の心配も出始めている。
 特に、トイレの心配である。

(ケー)
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