当事者向けの情報提供がなされていない

 28, 2016 05:00
 知的障がい者に対する情報提供が不十分だ。
 当事者を想定した内容になっていない。
 そうした努力はほとんどなされていない。
 当事者をそもそも無視した対応が今までずっと続いてきている。
 内浪文子氏は以下でそのことの問題を指摘している。
 内浪文子氏の論稿の第4回目として紹介する。



【引用はじめ】

2015.07.28 Tue
知的障害者への情報提供――わかりやすい情報提供の実現に向けて
打浪文子 / 障害学
http://synodos.jp/welfare/14700/2

知的障害者への情報提供の必要性

 時事情報等の公共性の高い情報だけでなく、障害者の生活に具体的に影響のある政治や社会の動き・福祉サービスの変化・個別支援計画や契約書類の詳細・成年後見制度など、知的障害者の生活に必要な情報は多いはずです。
 しかし、その人の人生や生活に大きく関わる話題であっても、時に「難しいから」という理由で当事者を飛び越えて説明が行われることもあります。

 そうした現状に対して下記のように、知的障害のある本人や支援者からわかりやすい情報提供を求める声が上がりはじめています。

 「自分たちは かんがえても うまくひょうげん することが むずかしい。
 どこが 人と ちがうのか あいてに つたえることが むずかしい。
 おや まわりの人の つごうで ふりまわされている。
 自分たちが どうやって わかりやすい じょうほうを もらい けいけんをし、たっせいかんを えていくかです。
 そのために じょうほうの バリアを なくして ほしい。
 それが ごうりてき はいりょ です」(原文ママ)
 (土本秋夫(2011)「バリア(かべ)とおもうこと」『ノーマライゼーション』31(12),31-33.)

 上記の文章は、知的障害のある方によるものです。

【引用終わり】



 障がいのある当事者も上記のように情報のバリアをなくしてほしいと訴えている。
 自分なりの都合が聞いてもらえない。
 相手の都合が優先されてしまう。
 それも情報の理解が十分できないからと決めつけられるせいだ。
 もっと当事者にもわかりやすい情報を与えてほしいと望んでいる。
 分かりやすい情報提供のあり方こそ必要である。
 
(ケー)
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