損害賠償責任への対応

 07, 2016 05:00
 子が損害賠償責任を負わされるようなケースが起きることもあり得る。
 そうした場合の個人賠償責任保険について以下で説明している。
 こうしたことはめったにあるものでないが、考慮しておく必要がある。

 こうした提案は、井上信一氏によるものだ。
 本アドバイスは、第12回目となる。



【引用はじめ】

http://fp-kakei.com/13/01_2.html
家計診断Q&A
回答者 井上信一


Q 精神障がいを抱える長男(30歳)のために、年老いていく親はどのように備えてあげれば良いでしょうか?

アドバイスのポイント
 ◯ 障がい収支に基づく支出計画の心づもりを持っておく
 ◯ 万一の保障の準備を検討する
 ◯ お子さまの生活を巡る環境を整える

質問者 新村良子さん(仮名55歳・会社員)からの相談内容

新村 良子さん(仮名 55歳 会社員)のプロフィール

家族構成 : 本人 55歳(会社員)
長男30歳(同居、精神障害者保健福祉手帳2級)
長女27歳(別居、既婚)

世帯収入 : 本人給与からの年間貯蓄 約100万円
長男の障害年金と福祉工場の賃金分 約90万円
※ただし、長男の賃金は月1万円程度で不定期。

預貯金等 : 約1,000万
別途、年金等を貯めた長男名義の預貯金が1,300万円
退職金として1,000万円程度は見込める

生命保険 : (1) 定期保険特約付終身保険
  契約者・被保険者 : 本人(良子さん)
         受取人 : 長男50%/長女50%
         保険金 : 4,000万円(うち終身保険500万円)
         保険期間 :定期保険特約は60歳払込満了・満期

(2) 医療保険(終身保障)
  契約者・被保険者・受取人 :本人(良子さん)

回答 想定外の収支悪化に備える手立てを検討しましょう

 なお、損害賠償責任に対しては個人賠償責任保険が該当する。
 この保険は親を主たる被保険者とすれば、生計を同じくする同居親族等が自動的に従たる被保険者になる(一部保険では、精神障がいのある子でも主たる被保険者として加入できる)。
 例えば、精神疾患のある子が他人に損害を負わせた場合どうなるか。
 親の監督責任を伴うような子であれば補償対象になることがある。
 それでも偶然性に著しく欠ける子の精神障害に起因する場合は補償対象外となる場合もある。
 生命保険も損害保険も、加入できたとしても、実際に保険金の支払事由に当てはまるかどうかはケースバイケースによる。
 そうしたことも心得ておくのが無難である。
 
【引用終わり】



 親の監督責任が問われる場合も想定しておくという話である。
 そこまで心配しなくてはならないとなると保険だけでまかなうのは無理である。
 家族のみでなんとかしようとするのは限界がある。
 社会的支援を求めておくことだ。
 医療や福祉等の支援が得られる体制をしっかり取っておくことである。
 地域の人々の理解だって常日ごろからお願いしておく方がいい。
 
(ケー)
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