想定外の高額出費の可能性の軽減

 06, 2016 05:00
 子どもの将来、想定外の出費に備えてどんなリスク管理をしておけばよいか。
 病気の悪化等による高額な出費も考慮しておかなければならない。

 こうした提案は、井上信一氏によるものだ。
 本アドバイスは、第11回目となる。



【引用はじめ】

http://fp-kakei.com/13/01_2.html
家計診断Q&A
回答者 井上信一


Q 精神障がいを抱える長男(30歳)のために、年老いていく親はどのように備えてあげれば良いでしょうか?

アドバイスのポイント
 ◯ 障がい収支に基づく支出計画の心づもりを持っておく
 ◯ 万一の保障の準備を検討する
 ◯ お子さまの生活を巡る環境を整える

質問者 新村良子さん(仮名55歳・会社員)からの相談内容

新村 良子さん(仮名 55歳 会社員)のプロフィール

家族構成 : 本人 55歳(会社員)
長男30歳(同居、精神障害者保健福祉手帳2級)
長女27歳(別居、既婚)

世帯収入 : 本人給与からの年間貯蓄 約100万円
長男の障害年金と福祉工場の賃金分 約90万円
※ただし、長男の賃金は月1万円程度で不定期。

預貯金等 : 約1,000万
別途、年金等を貯めた長男名義の預貯金が1,300万円
退職金として1,000万円程度は見込める

生命保険 : (1) 定期保険特約付終身保険
  契約者・被保険者 : 本人(良子さん)
         受取人 : 長男50%/長女50%
         保険金 : 4,000万円(うち終身保険500万円)
         保険期間 :定期保険特約は60歳払込満了・満期

(2) 医療保険(終身保障)
  契約者・被保険者・受取人 :本人(良子さん)

回答 想定外の収支悪化に備える手立てを検討しましょう

 次に、長男を被保険者・受取人とする保険の加入についても検討しておくことだ。
 やはり想定外の高額出費の可能性を軽減することを目的に検討の手段となるようにしておく。

 ご存知と思うが、精神疾患の方の場合、その治療に要する通院治療等には自立支援医療等が受けられる。
 しかし、すべての医療・治療に要する費用が公的保障や福祉として優遇されているわけではない。
 また、精神障がいの方は、知的障がいや発達障がいの方に比べ、保険加入におけるハードルが高い。
 加入時や保険金請求時に著しく制約がかかる。
 長男の心身の様子を詳しく伺わねばお勧めできる保険や条件等が異なってくる。
 だが、がん等のように高額かつ長期の療養を必要とする病気に対する備えや、偶然の事故で他人の身体や財産に損害を与えたことによって負う損害賠償責任への備えに対する必要性は、健常者と変わるものではない。
 最近では、引受基準緩和型医療保険やミニ保険の普及で、一定要件のもと加入できる商品も以前よりは増えている。
 そうした保険を検討されても良い。
 
【引用終わり】



 想定外に備えて、想定内の備えをすることで、一定の安心を得ることである。
 高額出費となれば、医療費が大半である。
 その他にも将来に関するリスクはあるかもしれない。
 でも、一番可能性の高いリスクを対象に考えておくことだ。
 考えたくないことを、事前に考えて備えを怠らない。
 すごく面倒なことだが、いざという時の助けためにぜひ対策を打っておくべきだ。
 
(ケー)
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