想定外のリスクにどう備えるか

 04, 2016 05:03
 高齢期には想定外の出費に備えておかねばならない。
 それは特に医療費である。それに介護費や住居費なども重なってくる。
 そうした覚悟が必要となる。

 こうした試算を、井上信一氏が以下で提案している。
 本アドバイスは、第9回目となる。



【引用はじめ】

http://fp-kakei.com/13/01_2.html
家計診断Q&A
回答者 井上信一


Q 精神障がいを抱える長男(30歳)のために、年老いていく親はどのように備えてあげれば良いでしょうか?

アドバイスのポイント
 ◯ 障がい収支に基づく支出計画の心づもりを持っておく
 ◯ 万一の保障の準備を検討する
 ◯ お子さまの生活を巡る環境を整える

質問者 新村良子さん(仮名55歳・会社員)からの相談内容

新村 良子さん(仮名 55歳 会社員)のプロフィール

家族構成 : 本人 55歳(会社員)
長男30歳(同居、精神障害者保健福祉手帳2級)
長女27歳(別居、既婚)

世帯収入 : 本人給与からの年間貯蓄 約100万円
長男の障害年金と福祉工場の賃金分 約90万円
※ただし、長男の賃金は月1万円程度で不定期。

預貯金等 : 約1,000万
別途、年金等を貯めた長男名義の預貯金が1,300万円
退職金として1,000万円程度は見込める

生命保険 : (1) 定期保険特約付終身保険
  契約者・被保険者 : 本人(良子さん)
         受取人 : 長男50%/長女50%
         保険金 : 4,000万円(うち終身保険500万円)
         保険期間 :定期保険特約は60歳払込満了・満期

(2) 医療保険(終身保障)
  契約者・被保険者・受取人 :本人(良子さん)

回答 想定外の収支悪化に備える手立てを検討しましょう

 さて、これまでは支出の大きな変動なく貯蓄残高が推移する前提で試算をしてきた。
 しかし、高齢期においては予定外のリスクが顕在化してくる。
 多額の出費を伴う事態も考えておく必要があるのだ。
 そこで具体的に、新村さんの介護保障、そして長男の医療保障と損害賠償補償を、保険で備えておくことを提案したい。

 高齢期の支出計画が大きく狂う要因は次のようなものだ。
 主に医療費、介護費、住居費(要介護時、要治療時、末期時)によると言っても過言ではない。
 新村さんは既に終身保障型の医療保険に契約済みである。
 だが、これに加えて、ご自身を契約者・被保険者・受取人とする介護保険への加入を検討されてはいかがか。
 昨今この分野では新商品が各社から相次いで出ている。
 またミニ保険(少額短期保険)も検討に値する商品が多くなっている。
 例えば、保険料(掛金)を割安に抑えたい場合は、保険料掛け捨てタイプがある。
 公的介護保険の対象サービスの上乗せ費用や横だし費用のものである。
 それには、概ね80代まで月額3,000円以内で備えられるものもある(契約は100歳まで更新可能)。
 また、生命保険分野では、高額な介護一時金を比較的割安な保険料(掛け捨てタイプ)で準備できる商品も登場している(例えば55歳女性、保険金500万円、保険料終身月払いで7,950円など)。
 こういった保険は万一の高齢者施設入所時の財源として活用することが可能である。
 
【引用終わり】



 親本人が高齢化して介護が必要になった場合に備えての保険加入の勧めだ。
 年とれば健康上のトラブルは避けられない。
 そういう意味で普段からの備えである。
 大きな負担にも対応できるような対策である。
 掛け捨てタイプの保険が月々の掛け金も安い。
 いざという時でも家計が破たんしない対策を立てておくことである。
 
(ケー)
関連記事

COMMENT 0

WHAT'S NEW?