貯蓄残高の推移を試算

 02, 2016 05:02
 親の存命期間が長ければ、子供の貯蓄の取り崩し分は減ってくる。
 そうした試算が以下のとおりである。
 本試算は、井上信一氏によるものだ。
 このアドバイスは、第7回目となる。



【引用はじめ】

http://fp-kakei.com/13/01_2.html
家計診断Q&A
回答者 井上信一


Q 精神障がいを抱える長男(30歳)のために、年老いていく親はどのように備えてあげれば良いでしょうか?

アドバイスのポイント
 ◯ 障がい収支に基づく支出計画の心づもりを持っておく
 ◯ 万一の保障の準備を検討する
 ◯ お子さまの生活を巡る環境を整える

質問者 新村良子さん(仮名55歳・会社員)からの相談内容

新村 良子さん(仮名 55歳 会社員)のプロフィール

家族構成 : 本人 55歳(会社員)
長男30歳(同居、精神障害者保健福祉手帳2級)
長女27歳(別居、既婚)

世帯収入 : 本人給与からの年間貯蓄 約100万円
長男の障害年金と福祉工場の賃金分 約90万円
※ただし、長男の賃金は月1万円程度で不定期。

預貯金等 : 約1,000万
別途、年金等を貯めた長男名義の預貯金が1,300万円
退職金として1,000万円程度は見込める

生命保険 : (1) 定期保険特約付終身保険
  契約者・被保険者 : 本人(良子さん)
         受取人 : 長男50%/長女50%
         保険金 : 4,000万円(うち終身保険500万円)
         保険期間 :定期保険特約は60歳払込満了・満期

(2) 医療保険(終身保障)
  契約者・被保険者・受取人 :本人(良子さん)

回答 貯蓄取り崩し計画は親子それぞれでイメージしょう

 ところが、新村さんが亡くなられる時期をずらしていくと、必ずしも安心できる要素ばかりとは言えない。
 新村さん死亡時期を5年後(60歳時)、15年後(70歳時)、25年後(80歳時)となった場合だ。
 その長男名義の貯蓄残高推移がどうなっていくか。
 前提として、新村さんが65歳になるまでは長男の貯蓄を今と同じ年90万円のペースで増やせるとする。
 その後の存命期間は貯蓄の増減をゼロ(長男の貯蓄からの取り崩しナシ)とする。
 例えば長男90歳時の本人の貯蓄残高は、5年後(新村さん60歳時)に死亡する場合で約▲1,700万円、15年後(新村さん70歳時)の死亡だと約▲630万円、25年後(新村さん80歳時)では約▲50万円と、その時期が後になるほど毀損が少ない。
 しかし、その際にこの不足分を補てんすべき財産として、ご加入の生命保険の定期保険特約が60歳に満了を迎えて保険金額が減額してしまう。
 そのため、残りを退職金含む新村さん名義の預貯金に大きく依存することになる。

【引用終わり】



 以上については、グラフで表すと一目瞭然だ。
 ここでは、それを省略したためなぜそうなるのかわかりづらい。
 しかし、親が長生きしないことには、子供の生活が大変ということだけは理解できるはず。
 だからこそ、将来にわたる生活保障が可能になるライフプランが必要なのだ。
 
(ケー)
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