親が死んだら長男の生活収支はどうなる?

 01, 2016 05:16
 もし、今親が亡くなったら、子どもの生活資金は将来間に合うだろうか。
 その試算をしたのが、以下の記述である。

 以下は、井上信一氏による試算である。
 このアドバイスは、第6回目となる。



【引用はじめ】

http://fp-kakei.com/13/01_2.html
家計診断Q&A
回答者 井上信一


Q 精神障がいを抱える長男(30歳)のために、年老いていく親はどのように備えてあげれば良いでしょうか?

アドバイスのポイント
 ◯ 障がい収支に基づく支出計画の心づもりを持っておく
 ◯ 万一の保障の準備を検討する
 ◯ お子さまの生活を巡る環境を整える

質問者 新村良子さん(仮名55歳・会社員)からの相談内容

新村 良子さん(仮名 55歳 会社員)のプロフィール

家族構成 : 本人 55歳(会社員)
長男30歳(同居、精神障害者保健福祉手帳2級)
長女27歳(別居、既婚)

世帯収入 : 本人給与からの年間貯蓄 約100万円
長男の障害年金と福祉工場の賃金分 約90万円
※ただし、長男の賃金は月1万円程度で不定期。

預貯金等 : 約1,000万
別途、年金等を貯めた長男名義の預貯金が1,300万円
退職金として1,000万円程度は見込める

生命保険 : (1) 定期保険特約付終身保険
  契約者・被保険者 : 本人(良子さん)
         受取人 : 長男50%/長女50%
         保険金 : 4,000万円(うち終身保険500万円)
         保険期間 :定期保険特約は60歳払込満了・満期

(2) 医療保険(終身保障)
  契約者・被保険者・受取人 :本人(良子さん)

回答 貯蓄取り崩し計画は親子それぞれでイメージしょう

 次に、長男が一人で暮らしていく場合の収支推移のイメージを持っておくことである。
 そのためには、新村さん自身と長男のそれぞれが互いの生活を狭めることのないようする。
 そこで、別々で貯蓄取り崩しのイメージを掴んでおくことが必要だ。
 まず、仮に新村さんがいま亡くなられてしまった場合、長男名義の貯蓄残高のみの推移を試算してみる。

 長男は、現在新村さんの収入の中で生活されている。
 障害基礎年金等による年90万円はそのまま貯蓄として増やしている。
 でも、この前提が崩れると、収支悪化が予想される。
 そこで試算の前提として、長男が50歳になるまでは年50万円のマイナス、それ以後は働かないものとして年65万円のマイナスとした。
 これは、長男の日常生活等に係る支出が、年金等の収入以外に年50万円(年金等の90万円と合わせて年140万円、月に約12万円)かかるものとして導いた。
 すると、この前提条件のもとでは長男がおよそ53歳を過ぎると貯蓄残高は枯渇、80歳時には約▲1,700万円、90歳時で約▲2,400万円となる。
 したがって、新村さん自身の身にいつなにが起きても良いよう、長男80歳までを想定するなら1,700万円相当、90歳までなら2,400万円相当の資金を、いま手当てしておくことが必要だ。
 ただし、現在の新村さん名義の預貯金1,000万円と生命保険契約(長男分として2,000万円)、そして死亡退職金もいくらか見込めるから、この試算の限りでは大きな問題はなさそうだ。

【引用終わり】



 今の時点では、長男が一人で暮らす分にはなんとかなりそうである。
 しかし、あくまでも現状から見たものに過ぎない。
 条件が変われば、別な試算にもなってくる。
 いろんなシュミレーションをしておくことである。
 どうすれば安定した将来が描けるか、条件を変えて試算しておく必要がある。
 
(ケー)
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