障がいのある人が破たんしないための資産管理

 28, 2016 05:00
 55歳の会社員、新村(仮名)さんの財産状況から、息子(精神障がいあり)さんとの将来設計がどうあるべきかの相談である。
 世帯収入、預貯金、生命保険の概要が示された。

 その第2回目。



【引用はじめ】

http://fp-kakei.com/13/01_2.html
家計診断Q&A
回答者 井上信一


Q 精神障がいを抱える長男(30歳)のために、年老いていく親はどのように備えてあげれば良いでしょうか?

アドバイスのポイント
 ◯ 障がい収支に基づく支出計画の心づもりを持っておく
 ◯ 万一の保障の準備を検討する
 ◯ お子さまの生活を巡る環境を整える

質問者 新村良子さん(仮名55歳・会社員)からの相談内容

新村 良子さん(仮名 55歳 会社員)のプロフィール

家族構成 : 本人 55歳(会社員)
長男30歳(同居、精神障害者保健福祉手帳2級)
長女27歳(別居、既婚)

世帯収入 : 本人給与からの年間貯蓄 約100万円
長男の障害年金と福祉工場の賃金分 約90万円
※ただし、長男の賃金は月1万円程度で不定期。

預貯金等 : 約1,000万
別途、年金等を貯めた長男名義の預貯金が1,300万円
退職金として1,000万円程度は見込める

生命保険 : (1) 定期保険特約付終身保険
  契約者・被保険者 : 本人(良子さん)
         受取人 : 長男50%/長女50%
         保険金 : 4,000万円(うち終身保険500万円)
         保険期間 :定期保険特約は60歳払込満了・満期

(2) 医療保険(終身保障)
  契約者・被保険者・受取人 :本人(良子さん)

回答 ご本人が一人となったときに、資産・金銭管理を誰に託すか?
    収入と支出を管理できなければ、どんなに準備してもすぐに破綻しかねません。

 新村様、母親ひとりで2人のお子さまを育ててこられたご苦労は多かったと存じます。
 また、障がいのあるお子さまを持つ将来へのご不安の程、いかばかりかしれません。
 地域の民生委員の方をはじめ、福祉行政や社協等の方々、そしてご長男のお勤め先やジョブコーチ等とのネットワークを持たれているご様子ですね。
 まずは地域社会で必要な人的関係の構築は築かれておられることが伺えます。
 ですが、制度としては比較的厚い福祉が備わっているとはいえ、障がい者の方が自立して日常生活を営むための基盤は未だ薄いのも事実です。
 福祉施策に限らない諸制度の活用や、生活の上での自助努力は各人の工夫に委ねることになります。
 限られた情報から大まかな試算を行ってみます。
 このご相談を機に、より具体的なプランを身近な専門家と練っていただければと思います。
 まずはその一助となるような素案を述べてみます。

【引用終わり】



 母親が退職して年金暮らしになるまであと数年である。
 母一人子一人で、精神障がいのある息子の生活資金も確保しなければならない。
 さらに、母亡き後、息子の生活を保障するものは何か。
 将来まで見通した生活資金計画が求められる。
 そのためには、今の資金状況を洗いざらい明らかにする必要がある。

(ケー)
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