◆子どもの存在を全否定された気持ちになるんです(@_@。

 22, 2015 13:09
昨日の午後は7日(月曜日)に行われた「家族と支援者が共に学ぶセミナー」の実行委員会がありました。
参加した方からのアンケートを見ますと、とても良かったから継続してセミナーをやって欲しい、
親御さんの思いを聴くことができて良かった、というように大変好評のようで、
実行委員たち(私も含め)はたいへん喜んでおりました。
PC072009.jpg
(当日のシンポジウムのようす)

さて、それは良かったのですが、今回のセミナーの事ではない話になったときに
(@_@。あ~親の気持ちを無視した上に逆なでしてくれたのね・・・
と思えるような話が出されました。

ある放課後デイを利用しているお子さんがいました。
奇声をあげるのか、多動なのかは分かりませんがにぎやかなお子さんだそうです。
その子が利用している事業所から、施設長名で
お子さんに精神科の薬を服薬させてもうすこしおとなしくさせて欲しい、
という旨の内容が書かれた用紙が入った封筒を渡されたそうです。

事業所側からしてみたら、支援のしにくい手のかかる子どもなので
もう少しおとなしくなってくれると支援がしやすくなるのでお願いしたい。
という簡単な気持ちでの事だったのかもしれません。

しかし、それを受け取った親御さんは、大変なショックを受け、
泣きながら先輩お母さんにその事実を話したようです。
私は親なので、このお母さんの気持ちはと~ってもよく分かりますし、
その話を出してくれた方も、とても憤慨しておられました。

まず、親ですから自分の子が手のかかる子どもだ、ということは充分に理解しているはずです。
でも、その手のかかる部分もすべてひっくるめて自分の子どもの存在なのです。

その子どもに対し薬を飲ませておとなしくさせろ、などと親のメンタルをも揺るがす重要なことを
簡単に紙切れに書いて渡すなどという行為は、障がいのある本人と親の気持ちを
まったく無視した方法であると思います。

しかも精神科の薬です。
自分の子どもの存在をを全否定されたと同じ気持ちに親はなってしまいます。
自分の子どもを否定されたということは、
その子を産んだ自分をも否定されているような気持ちにもなってしまいます。

子どもに薬を飲ませている親もたくさんいます。
でも、服薬を決めるまでには親も様々な葛藤を経て決めたはずです。
他人から簡単に勧められて、「はい、わかりました」などとすぐに応える親はいないと思います。

もっと親の気持ちに寄り添った支援をして欲しいと思いますし、
利用者に薬を勧める前に、自分たちの支援の仕方の見直しをして欲しいです。

親からしてみれば、適切な支援をしてくれていればもっと安定しているのではないの?
という気持ちが絶対にあるはずです。
でも、お世話になっているのだからそれは言いにくい・・・
という事で、何にも言えずにいる親もまだまだたくさんいます。

この親御さんはすぐにその事業所との契約を解除し、
他の事業所に移ったそうです。当然だとおもいますし、
もしかしたらこの事業所は母親たちの口コミで窮地に追い込まれるかもしれません。
そりゃあ、簡単に精神科の薬を勧めるような事業所は
いろいろな虐待がおこなわれる可能性だってありますからねぇ。

最近は、福祉を専門にしている「社会福祉法人」だけではなく、
NPO法人や、営利を目的としている株式会社なども、この障がい者福祉の
分野に入ってきています。
いろいろな事業所が選べるようになっていくことは良いことなのですが、
本当に営利だけを追求しているような事業所もでてきて問題になっていることも事実です。

私たち親は、事業所の表面だけをみて判断しがちですが、
内容をよく吟味して子どもたちが充実した活動ができる事業所を
選べるような目を養っていく必要もでてきたということなのでしょう。

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