障がい児者のいる家族支援に関する視点

 17, 2015 05:00
 本調査の結論部分までようやく到達した。
 以下は、障害児者のいる家族が機能不全化しやすいかどうかに関する仮説の検証だったことを述べている。
 吉川かおり氏による論考である。
   
 本調査報告書の紹介は85回目になる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

課題と方向性
「障害のある人の家族支援の今後の課題と活動方針」
吉川かおり

 本調査においては、「障害児者のいる家族は機能不全化しやすいのではないか」、「きょうだい自身の大変さやつらさは、家族がきょうだいのニーズに対応する力を失っていること(家族の機能不全)によって生じるのではないか」「きょうだいが感じる困難さは、現在の自分に満足しているかどうかに関係しているのではないか」という仮説を検証するために、さまざまな観点から項目を作成し、検討を行った。

 「障害児者のいる家族の機能が不全化する場合がある」という点については、機能不全度を問う項目やAC度(アダルト・チルドレン)を問う項目によって明らかにすることができた。

 ただし、障害児者のいない家族とどのような差異があるのかについては、対象群への調査を行うことができなかったため、「障害児者がいるから」「機能不全化しやすい」という点については立証することはできなかった。

【引用おわり】



 障害児者のいる家族について、さまざまな観点を設定し、多方面からの検討を行った。
 その結果、機能不全化、AC度(アダルト・チルドレン)が高い確率で生ずることがわかった。
 こうした問題への対応についてどうすべきかが問われる。
 
(ケー)
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