家族に対して怒りや悲しみを直接相手にぶつけてしまう

 14, 2015 05:00
 アディクション(嗜癖・addiction)がいる家族内では、相手に対する攻撃がすごい。
 依存症者がいるから、家族みんな苦しみの極にいる。
 依存症者と障がい者のいる家族の違いを、以下で説明している。
   
 本調査報告書の紹介は82回目になる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

第2部 障害者のいない家族との比較編

学習会報告(3)
「アルコール依存症者がいる家族」について
講師:水澤都加佐 氏 
ヒーリング&リカバリー インスティテュート所長

6. アダルト・チルドレン(AC)

【水澤氏】 障害者に直接「あんたがそうだから、私たちは苦しんでいるのよ」とぶつけることはほとんどないです。
 アディクションでは普通のことです。
 苦しいという意味では、障害も依存症も同じですが、怒りや悲しみが渦巻いているのはおそらく依存症の方が大きいかもしれません。

【問】 そのような感情は表に出した方が良いのでしょうか。
 障害者の兄弟は内に秘めて、そのような感情を押し込めて自分の感情がわからなくなっている部分がありますが、その感情を発散させた方が良いのか、しかし発散することで良心の呵責がでてくるということもあるので、そのあたりどうでしょうか。

【水澤氏】 このような表現をしたら失礼かも しれませんが、私たちの感情はおならと同じです。
 小出しにしないと爆発します。
 有害ガスと同じですから、体に悪いです。
 「大変よね」と否定的な感情を普通だと捉え、受け止めてくれる安全な仲間の中で発散することが必要です。
 それをしないと「うつ」になります。
 特に怒り、悲しみ、不安を抑えて抑えこんで出さないと「うつ」になります。

【引用おわり】



 依存症者がいる家族は、直接相手に対して不満をぶつけあう。
 家族内は修羅場と化すこともある。
 障がい者のいる家族は、不満や不安を押し殺していることが多い。
 家族の安定のためには、感情を突然爆発させることのないようにすべきだ。
 冷静な感情の吐露が必要である。
 今の問題を時々はきだす機会がないといけない。
 我慢せずみんなが冷静さを保っているときに、話す機会があればいいのだが。
 
(ケー)
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