自己肯定感を持てない子ども

 07, 2015 05:00
機能不全家族の中で育った子どもの特徴は、自己肯定感を持つことが難しいということである。
 そうなれば、とても生きにくい中で生活をし続けることになる。
 以下、その説明がなされている。
  
 本調査報告書の紹介は75回目になる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

第2部 障害者のいない家族との比較編

学習会報告(3)
「アルコール依存症者がいる家族」について
講師:水澤都加佐 氏 
ヒーリング&リカバリー インスティテュート所長

6. アダルト・チルドレン(AC)

 ところでこの自己否定感の反対は自己肯定感、見すてられ不安⇔愛される感覚、無力感⇔自己効力感、いかりの反対⇔ゆるしと感謝、空虚感⇔満足感、というように反対側の人が持っているものを、機能不全の家族で育った子どもはこれらを持ちにくいまま大人になっていきます。

 これらを持ちながら生きていくというのはとても生きにくいです。
 生きにくいというのは生きることが容易ではないということです。
 英語で「容易に」というのは ease とか easy といいます。
 これを否定する場合、頭に dis を つけると「disease」=「病」ということです。
 ただ、これはいわゆる「病気」というよりも、 こういうものを抱えて生きていく人の「生きにくさの病」です。
 これがアダルト・チャイ ルド(以下ACと略)の「生きにくさ」です。
 ACは病名ではありません。
 さまざまな痛みを抱えて生きている、ということです。
 自己主張できず、自分に自信が無く、自分なんかいなければ良かったと思っているのでとても生きにくいのです。

【引用おわり】



 自己否定が続けば、自信が持てない。
 消極的で自ら何ごとをなそうとしない。
 受身傾向になりがちだ。
 人のなすがままになってしまう。
 満足な感覚を持ちえないのである。
 楽しさ・うれしさも味わえないことになってしまう。
 自己の殻に閉じこもったままでいいとなりがち。
 常に自己防衛反応が働くのである。
 その解決のための支援が必要なのだ。
 
(ケー)
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