依存症のいる家族はばらばらになる

 26, 2015 05:00
 今まで、不登校児のいる家族について取り上げてきた。
 以下は、依存症者のいる家族について取り上げる。
 依存症者がいることで家族関係に問題が生ずる。
 それに関することが以下に述べられている。
  
 本調査報告書の紹介は64回目になる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

第2部 障害者のいない家族との比較編

学習会報告(3)
「アルコール依存症者がいる家族」について
講師:水澤都加佐 氏 
ヒーリング&リカバリー インスティテュート所長

 家族に依存症者がいた場合、他の家族、特に子どもたちはどうなっていくのかという話をさせていただきます。

 日本には50万人位の依存症者がいると言われています。
 依存症という言い方は、アルコール依存症からはじまり、それが幅広く「薬物依存症」に変わり、その後、嗜癖(アディク ション)と呼ばれるようになってきています。
 嗜癖・アディクションということばの意味は、 「習慣的悪癖」ということです。

 依存症は治療を受ければ回復します。
 治療法はある程度確立されていますが、その通りにしない依存症者が多いという、非常に大変な病気です。

 さて、家族で誰かがアルコール依存症という病気になったとします。
 「癌」になった場合 と、アルコール依存症になった場合の違いとは、「癌」はその人のために家族が結集しますが、「アルコール依存症」になったら家族は大体ばらばらになります。
 そして、その家族の中にあるのは、怒りと悲しみ、恨みです。
 子どもは罪悪感を持つことが多いです。
 失望、孤立、さまざまなものが渦巻いてきます。

【引用おわり】



 以上のように、依存症者は、大抵の場合、家族内で肯定的にみられない。
 家族崩壊といったことも起こりやすい。
 依存症者も、家族一人一人にとっても不信感でいっぱい。
 互いに助け合う関係が構築しにくいのだ。
 不信に満ちた関係をどのように元に戻すかが問われる。

(ケー)
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