なぜ不登校になるのでしょうか

 23, 2015 05:00
 なぜ、不登校になるのか、なぜいじめはあるのかといった疑問に答えた内容が以下のとおりである。
 保護者や関係者ににとっては切実な問題である。
 
 本調査報告書の紹介は61回目になる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

第2部 障害者のいない家族との比較編

学習会報告(2)
「不登校児やひきこもりの子どもがいる家族」について
講師:西野博之氏 NPO法人フリースペースたまりば理事長

●不登校児の家族について

【問】 なぜ不登校になるのでしょうか。原因は学校ですか?家庭ですか?また、いじめについてはどのようにお考えですか?

【西野氏】 まず、最初の質問ですが、それぞれ様々なケースがあります。
 学校が原因で不登校になる多くはいじめです。
 また、先生からの体罰や強く叱られることに対しての恐怖などや学校の体質が合わないというケースもあります。
 また家庭が原因となる場合は、親自身が生活するのにいっぱいいっぱいでネグレクト状態であったり、父親がアルコール依存症で他の家族(母親と子ども)はいつもビクビクと生活して、家庭が安全な場所ではなかったり、母子家庭で母親が精神疾患であり子どもの面倒が見れなかったりなど、と本当に様々です。

 ある民間機関の調査によれば現在少子化の影響から、1才で水泳や英語など早期教育を受けている子どもたちは、25.1%もいるそうです。
 幼稚園では小学校で遅れを取らないように読み書きや集団教育に力が注がれているといいます。
 親や先生はそれが子どものためだからといいますが、これは子どもの側からみて利益があるのでしょうか。
 また世の中健康であること、正常であることを求めすぎる社会になってきているのではないでしょうか。
 正常は異常をもたないことでしか定義できず、正常であることに強迫的な観念をもつ親に育てられた子どもは、弱い立場にいる人をいじめよう・排除しようとします。
 いじめられないようにするには異常のままでいられる関係性をうみださなくてはなりません。
 障害者に対しても同じです。
 「それぞれみんな人と違っていい。これはできない。これが違う。この子はこの子なんだ。」とみんなが思えるようになればいじめは減るのだと思います。

【引用おわり】



 学校が居心地が良ければ不登校といったことにはならない。
 教師や子どもたちとの関係、学習内容や諸活動が魅力あることが必要だ。
 また、家庭でも学校の良さがわかってくれることだ。
 社会の価値観もそれぞれの違いを認め合うことである。
 理想主義と思われても、そうした家庭、学校、社会に近づけることしかない。

(ケー)
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