不登校児の家族なんてない

 19, 2015 05:00
 不登校児やひきこもりの家族というものはいない。
 たまたま一時期そうした状態になっているということである。
 そして、居場所がなくて困っている状況を考える必要がある。 
 以下にその説明がある。

 本調査報告書の紹介は57回目になる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

第2部 障害者のいない家族との比較編

学習会報告(2)
「不登校児やひきこもりの子どもがいる家族」について
講師:西野博之氏 NPO法人フリースペースたまりば理事長

●不登校児の家族について

 さて、今回の本題でこのレジュメに「不登校児やひきこもりのいる家族」とありますが、不登校児の家族というものはありません。
 たまたま今子どもが学校に行っていないだけで、その期間だけ不登校児ということで、しばらくして自ら学校に行き、就職する子どもも多くいます。
 また、ひきこもりは不登校の延長といわれることがありますが、今まで多くのケースをみてきた実感として、必ずしもそうではありません。
 むしろ学校に過剰に対応してきた子どもたちが大人になって何かのきっかけ、たとえば、仕事での挫折や人間関係、失恋等によってひきこもるケースが多いように思います。

 では、不登校とひきこもりの違いは何でしょう。
 まわりの大人が都合が良いように作ったことばだと思います。
 こっちが不登校、こっちがひきこもりだとはっきり分けることができません。
 なので、たまりばは今、自分の居場所を見出せない人のための場所で、誰もがいることが出来るみんなのスペースなのです。
 自由に過ごせる時間とスペースがあって、そこで人と人とが出逢い、それぞれが育ちあう場を作っていきたいと思っています。

【引用おわり】



 学校への過剰適応が、大人になってなんらかの挫折が引き金になってひきこもる例もある。
 人生常に順調というわけにいかない。
 多くの挫折や失敗が極端な自信喪失となって、ひきこもりなどを引き起こすことになるのだろうか。
 順調すぎる場合も落とし穴はあるということだ。

(ケー)
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