家族危機への対応モデル

 16, 2015 05:00
 家族内において、危機的な状況に陥ったらどのような対応が望ましいか。
 そのモデルを提示したものが以下のとおりだ。
 ABC-Xモデルとジェットコースターモデルである。
 
 本調査報告書の紹介は54回目になる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

第1部 基礎データ編(アンケート調査)および分析編

学習会(1)
「障害者家族」について
講師:末盛 慶氏  日本福祉大学准教授

3. 家族関係に関する諸理論

 ここまで、社会学的な視点にもとづいて、家族を見てきました。
 以下では、障害者家族に援用が可能と思われる家族関係に関する諸理論に焦点をあてます。
 ここでは3つのアプ ローチを紹介します。

(2)ABC-Xモデル

 A(出来事)⇔B(家族の危機・対処資源)⇔C(出来事に対する家族の意味づけ) ⇒X(危機)

 このモデルにもとづけば、何かストレス源になる出来事が起きた場合、家族の対処資源を提供すること、そして家族成員の認知(何 とかのりきれそうだ)を変えていくのが重要だということになります。

 ABC-Xモデルとともに有名なのがジェットコースターモデルです。
 これは危機にあった家族の対応のパターンを示したものです。
 家族が危機に直面したときは危機⇒組織解体⇒回復⇒再組織化という軌跡を描いて危機に対応していくというものです。

【引用おわり】



 家族における危機的な出来事に対して、家族内にある対処資源と家族成員の認知を変えることが重要である。
 家族の問題解決には、楽観的な視点をどのように持ち込むことができるかにかかっている。
 また、危機に際して家族のバラバラ感をまず受け入れて、その立て直しに動き出すといったことが必要である。
 それが上記の2つのモデルといっていい。

(ケー)
関連記事

COMMENT 0

WHAT'S NEW?