個人内要因によるきょうだいの満足度

 22, 2015 05:00
 障がい者のいる家族のきょうだいにとって、機能不全に対するレジリエンス(回復力)に関して、どんなことが要因となっているか調査している。
 以下は、個人内要因が、人生の満足度にどんな影響を与えているかを調べたものである。
   
 本調査の紹介は第29回目となる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

第1部 基礎データ編(アンケート調査)および分析編
第2章 子ども時代の家庭での経験と自分の様子との関係性
第 2 節 困難な状況にあるにも関わらず 適応する力と自尊心との関係性
河村真千子

3. 結果

 レジリエンスはそれぞれが単独で影響力を持つわけではないが、障害のある兄弟姉妹に対する支援について考えるにあたり、要因の関連を検討する目的から、クロス集計結果をみる。

(2)個人内要因

  「個人内要因 」 と「人生の満足度」をクロス集計したところ、個人内要因の高群では、「と ても満足している」(19.8%)、「まあ満足している」(69.8%)であり、両方の合計が 89.6% であった。
 一方、個人内要因の低群においては、「とても満足している」(4.3%)、「まあ満足している」(53.1%)であり、両方の合計が 57.4%であった。
 個人内要因の高群と低群では、32.2%の差があり、低群の方が人生満足度が低い結果であっ た。

【引用おわり】



 きょうだいが個人内要因を重要視している人と、してない人との比較では明らかに人生に対する満足度に違いが表れる。
 個人の努力といったことを大切にする生き方をすることによって、前向きな姿勢となる。
 それが自分の生き方に自信が持て、少々の問題にも対応できる。
 レジリエンス(回復力)をもたらすのである。

(ケー)
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