障がいのある人のきょうだいに関するレジリエンス(回復力)調査

 19, 2015 05:00
 家族に障がい者がいるきょうだいは、さまざまなストレスを抱える。
 それにどう対応して精神バランスをとっているかについて調査したのが以下の引用である。
  
 本調査の紹介は第26回目となる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

第1部 基礎データ編(アンケート調査)および分析編
第2章 子ども時代の家庭での経験と自分の様子との関係性
第 2 節 困難な状況にあるにも関わらず 適応する力と自尊心との関係性
河村真千子

1. 質問項目

 小学生の頃のレジリエンス(回復力)を測定する尺度は「子どもによって獲得される要因」(6 項目)、 「子どもの個人内要因」(5 項目)、「子どもの周囲から提供される要因」(6 項目)を用いた。
 現在のレジリエンスを測定する尺度は「環境要因」(6 項目)、「個人内要因」(8項目)を用いた。
 回答は 4 件法である。
 質問項目は、Grotberg (1995)、Hiew, Mori, Shimizu, and Tominaga (2000)、小花和(2004)等の研究を基礎にして作成した。

 自尊感情を測定する尺度は、尺度によって自尊感情のとらえ方が異なっている。
 他者との比 較により生じる優越感や劣等感ではなく、自身で自己への尊重や価値を評価する程度と考えているローゼンバーグが作成した尺度を山本・ 松井・山成(1982)が邦訳したものを使用した。

【引用おわり】



 以上のように、本調査はレジリエンス(回復力)という概念を用いて、測定尺度を考案している。
 レジリエンスに影響すると考えられる要因を質問項目として用いた。
 子ども時代の要因を17項目、現在の要因を14項目を尺度として、回答は4件法によって調査した。
 その結果については、次回で紹介する。

(ケー)
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