家族に障がい者がいるきょうだいの精神バランスのとり方

 18, 2015 05:00
 障がい者のいる家族の中で育ったきょうだいは、日常的に不安や悩みを抱える傾向がある。
 それに対して、自ら問題に対応して健康な精神に保とうとする。
 以下、きょうだいのレジリエンス(回復力)を調べた内容だ。
 
 本調査の紹介は第25回目となる。



【引用はじめ】

障害のある人の きょうだいへの調査 報告書

障害者の家族支援を目指すための調査研究Ⅱ
-特に支援体制が遅れているきょうだいへの支援を視野に入れて-
平成20年6月発行
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
http://www.niceheart.or.jp/jigyonaiyomenu/kazokusien/

第1部 基礎データ編(アンケート調査)および分析編
第2章 子ども時代の家庭での経験と自分の様子との関係性
第 2 節 困難な状況にあるにも関わらず 適応する力と自尊心との関係性
河村真千子

■子どもや青少年は非日常的な生活のストレッサーの中で、感情的、認知的、社会的に健康な精神活動を維持するためのレジリエンシー(回復力)という特性を発達させる能力を持っている。
 健康を促進する環境的な働きかけがあれば、個々人は逆境に耐え、多様なリスク要因を克服するためのレジリエンスを発達させることができる。
 レジリエンスは、興味や感情的健康を促進するだけではなく、不安や落胆、怒りといったネガテイブな感情の徴候を減少させることが明らかとなっている。

 そこで、きょうだいのレジリエンスと自尊感情を調べることから検討した。
 レジリエンスは、レジリエンスの発達を促進する「子どもの能力」「子どもの個人内要因」「周囲から提供さ れる要因」の関連が検討されてきている。
 また、 年齢によって強く影響する要因は異なると考えられている。
 小学時代には、「子どもの能力」 「周囲から提供される要因」が、生涯にわたっては「個人内要因」が、レジリエンス全般の機能に影響すると考えられている。

【引用おわり】



 きょうだいのネガティブな感情は、年齢に大きく影響される。
 そして、個々人の要因によっても異なる。
 レジリエンス(回復力)がどのように機能するか、様々な要因を分析して明らかにしようとするのが、本節の調査だ。

(ケー)
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