ユネスコにおける「万人のための教育」サマランカ宣言の採択

 15, 2015 05:00
 国連では「万人のための教育」ということが、目標に掲げられてきた。
 そのために、障がい児や移民に対する特別なニーズ教育の必要性が訴えられた。
 それが、サマランカ宣言と言われるものである。

 このことに関して、以下で森はな絵氏が述べる。
 森氏の引用は第51回目となる。



【引用はじめ】

知的障がい者との共生社会の実現
森 は な 絵
www.f.waseda.jp/k_okabe/semi-theses/11hanae_mori.pdf

3. ノーマライゼーションからインクルージョンへ

3.2 インクルージョンの登場

 また、ユネスコでは 1980 年代から「万人のための教育(Education for all)」を目標に様々な取り組みを行ってきた。
 その延長線上として、1994 年スペインのサラマンカで「特別なニーズ教育に関する世界会議」を開催し「サラマンカ宣言と行動大網」を採択した。
  これらは、インクルージョンの原則すなわち、すべての人を含み、個人主義を尊重し、学習を支援し、個別のニーズに対応する施設に向けた活動の必要性の認識を表明している。
 また、この会議ではすべての子どもに教育を受ける権利があると言う事を再認識しながら、 貧困や障がい等様々な理由で教育の場から排除されてきた子どもを「特別なニーズを有する子ども」と把握し、そのような子どもたちを包含できる学校、すなわちインクルーシブな 学校作りの必要性を提起した。
 このようにして、「サラマンカ宣言と行動大網」は万人のための教育を達成するため、学校を教育的により効果的なものとするための課題にとって重要な貢献をおこなった。

【引用おわり】



 1994年6月10日、スペインのサマランカにおいて、ユネスコとスペイン政府が開催した「特別ニーズ教育世界会議:アクセスと質」で採択された宣言が俗にいう「サマランカ宣言」である。
 そこでは、インクルージョンの原則、「万人のための学校」の必要性を認識することの必要性を表明した。 
 特に、障がいのある子どもに対する教育の権利、その親たちの望みに対応できる体制といったことなどについても宣言の中には盛り込まれている。

(ケー)
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