「分離型の特殊教育」「統合教育」「インクルーシブ教育」

 12, 2015 05:00
 教育の場において、現在インクルーシブ教育のあり方が模索されている。
 従来の特殊教育から特別支援教育への転換によって、障がいのある子も障がいのない子もよりきめ細かな教育を目指すようになっている。

 このことに関して、以下で森はな絵氏が述べている。
 森氏の引用は第48回目となる。



【引用はじめ】

知的障がい者との共生社会の実現
森 は な 絵
www.f.waseda.jp/k_okabe/semi-theses/11hanae_mori.pdf

3. ノーマライゼーションからインクルージョンへ

3.1 インクルージョンとは

 インクルージョンの用語が使われている代表的な場は、教育の場である。
 学校教育に対する理念は様々あるが、教育形態の段階として「分離型の特殊教育」「統合教育」「インクルーシブ教育」の3 段階に大きく分けることができる。
 分離型特殊学校とは、いわゆる特殊学校の事であり、普通学校についていくのが困難な児童に別の場所で個別に指導する事である。
 次に、統合教育とは、障がい児と健常児を同じ場所で教育することである。
 インクルーシブ教育と違う点は、健常児も障がい児も同じく教育を受けるのであるが、これまでの教育体制を前提としているため、子どもをまだ「障がい児」と「健常児」という二分法でと らえており、教育の目的や体制に変革は見られないという点である。
 インクルーシブ教育 は、障がい児も健常児も同じ場で教育を受けるのは統合教育と同じであるが、その目的に違いがある。
 同じ場で教育するのは、障がい児を健常児に近づけ普通にしようとする為ではなく、子供のニーズや興味にあった教育をし、これまでの教育についての考え方や在り方の変革を目的としている。
 健常児だけでも障がい児でもなく、皆が平等に教育を受けられるよう、クラスにも複数教師を置いて、対応できるようになっている。
 このように、イン クルーシブ教育とは障がい児だけではなく、健常児にも目を向け考えられた教育の場とな っている。

【引用おわり】



 インクルーシブ教育の目指すところは、障がいのあるなしにかかわらず、どの児童生徒も生き生きと学習できる環境づくりである。
 一人ひとりに合った教育内容と方法によって、適切な指導が行われるようにすることだ。
 インクルーシブ教育の発展は、共生社会づくりに大きく寄与するものと言える。

(ケー)
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