日本に影響を与えた「国際障害者年」の制定

 07, 2015 05:02
 「国際障害者年」(1981年)の制定によって、「ノーマライゼ―ション」と「リハビリテーション」という理念が掲げられた。
 そして、障がい者の社会への「完全参加と平等」を促す、行動計画が作られた。

 これに関して、以下で森はな絵氏が述べている。
 森氏の引用は第43回目となる。



【引用はじめ】

知的障がい者との共生社会の実現
森 は な 絵
www.f.waseda.jp/k_okabe/semi-theses/11hanae_mori.pdf

2.5 日本への影響

 日本に影響を与えたのは、前章でも取り上げた1981年の「国際障害者年」の制定だと 言われている。
 これは国連が障がいのある人々の問題を世界的な規模で取り上げ、啓蒙活動を行う世界最初の共同行動であり、その中で組み込まれた新しい障がい者福祉の理念は、 障がいのない者と同等に生活し、活動する社会を目指す「ノーマライゼーション」の理念と、ライフステージの全ての段階において、全人間的回復を目指す「リハビリテーション」 の理念を基本理念とし、障がい者の社会への「完全参加と平等」を実現することであった。
 そして、この理念を基に、行動計画が作られた。
 その内容とは、『障害者がそれぞれの住んでいる社会において社会生活と社会の発展における「完全参加」並びに彼らの社会の他の市民と同じ生活条件及び社会的・経済的発展によって生み出された生活条件の改善における平等な配分を意味する「平等」という目標の実現を推進する』ことであった。

【引用おわり】



 国際連合の人権尊重に関する取り組みは、大戦後の反省に基づく宣言から始まっている。
 以下、その一連の流れである。
 1948年 「世界人権宣言」
 1966年 「国際人権規約」
 1975年 「国際婦人年」
 1979年 「国際児童年」
 1981年 「国際障害者年」
 こうした国際的な障がい者に対する権利擁護の高まりがあって、日本における障がい者施策も積極的になった。
 
(ケー)
関連記事

COMMENT 0

WHAT'S NEW?