段階的に対応する障がいの予防

 27, 2015 05:00
 障がいに対する予防という観点からいかなる対応をすべきか、第一次・第二次・第三次とそれぞれのステージに求められる内容について考察したものが以下の引用である。  

 浅井氏のの引用は第35回目となる。



【引用はじめ】

http://www.asai-hiroshi.jp/newpage4.html
浅 井  浩

 「障害」 の 「予防」 と 「障害者」 という用語について

                             2009.12.25/ 更新 2014.1.31
障害の予防についての考え方

 第一次予防 : 障害が発生する前段階での予防です。
 障害の発生そのものの予防をねらいとしますが、そこには生命の発達的可能性を無視した人為的な生命操作や選別になりかねない問題が含まれます。
 そのため医療的なことのみならず、倫理的、法的、社会的、心理的条件を駆使し、人間の持てる英知を結集した取り組みが重要となります。

 第二次予防 : 発生した障害の軽減や二次的障害の発生予防です。
 早期発見による的確な障害内容の把握により、よりよい方向付けを含めた早期の取り組みが重要となります。
 そこには単に医療のみではない療育に関わる教育や福祉の専門性を発揮することの意義があるはずです。

 第三次予防 : 生命や生活 (人生) の質を後退させないための予防です。
 障害をもつ人の生活権をいかに確保し保障するかということと誰もが暮らしやすい社会環境の基盤整備や構築を目指す専門的なあらゆる分野の連携した取り組みが重要となります。

【引用おわり】



 第一次予防という障がい発生の前段階による対応は、現在多くの問題をはらむ。
 人為的な生命現象に対する操作や選別は、倫理的にどこまで許されるか。
 議論のあるところだ。
 医学のさらなる発達によって、先天的な障がいについてどこまで解明できるか。
 それが解明できても、完全な治療には限界があるに違いない。
 治療ができないことを受け入れて、次のステージ「第二次予防」・「第三次予防」に力を注ぐ必要がある。
 「第二次予防」は適切な療育・教育・福祉のあり方に関する追求である。
 また、「第三次予防」では、生活の質向上といった社会全体の変革である。
 
(ケー)
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