障がいのある本人を一番理解しているのは親

 15, 2015 05:07
 親が子育てにがんばるのは当然である。
 子に対する思いは親が一番あるから。
 障がいがあるからこそ、その気持ちは大きい。
 その自然の気持ちを大事にしたサービス等支援計画でなければならない。 

 さて、本論文の引用は、第36回目となる。



【引用はじめ】

障害者家族におけるケアの特性とその限界 ―「ケアの社会的分有」にむけた検討課題―

中根 成寿(立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程)

『立命館産業社会論集』2005年3月

4 ケアの社会的分有にむけての検討課題

 「親密性の確保」には,親が子と切断されるのではないということを確認できるような配慮が必要となる。
 ケアの社会的分有の一端に親が参加し,親であるというアイデンティティを持ち続けられるようでないと,親の「ケアへ向か う力」は軽減され得ない。
 具体的には,ケアマネジメントや施設での支援計画,サービス計画作成過程における親の参加がその例として想定できる。
 本人の次に子のことを理解しているのは親である可能性が高いのだから,これを生かす方向でケアマネジメントを行うのである。
 しかしこれには当事者の側からの反発も予想される。
 権利擁護や援助と,保護や強制が実際の場面で混同されてきたため,ケアマネジメントという言葉により洗練化された生活管理の動きを感じる人びとがいることも事実である。
 故に,親と子という二者関係をはずした上で,権利擁護やアドボカシー,自己決定などの関係はより理論的に整理する必要がある。
 ケアマネジメン トについての議論は自己決定とパターナリズムの他に,本来は利用者の権利擁護のために運用 されるべきであるが,予算削減のためのサービス支給抑制に利用されやすいという指摘がなさ れている(岡部[2003])。

【引用おわり】



 障がいのある子に関する子育ては、一義的に親や家族の責任である。
 但し、親だけで対応できないものも多い。
 そこは、社会的資源としての医療、教育、福祉等の支援をバランスよく受けられるようにする仕組みが必要だ。
 こうした仕組みについて、親に対して届くようになっているか。
 例えば、障害者年金支給について、知らないままで苦しい生活を続けていた例などもあったりする。
 必要な時、必要な人に、どんな地域でも支援が確実に届くようにしなければならない。
 育成会はそのための活動にまい進しなければとならない。

(ケー)
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