家庭的な雰囲気のある暮らしの保障

 11, 2015 05:01
 加齢化した知的障がい者にとって暮らしの場をどのようにしたらいいか。
 その考え方を以下で述べている。

 本論文の紹介は第25回目となる。



【引用はじめ】 

植 田   章

佛教大学社会福祉学部論集 第6号(2010年3月)

知的障害のある人の加齢と地域生活支援の実践的課題 ──「知的障害のある人(壮年期・高齢期)の健康と生活に関する調査」から

archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/FO/0006/FO00060L019.pdf

7 高齢期の暮らしをどう支えるのか(2)

 壮年期・高齢期の知的障害者にとってふさわしい暮らしの場に関しては,現行の入所更生施設が,これまでの実践の蓄積を活かして小規模の高齢者棟あるいは高齢者施設を併設して生活の場を提供していくという考え方がある。
 また,グループホーム・ケアホームの居住機能を高め,重度の利用者も安心して暮らすことのできる職員体制を確保し,ガイドヘルパーなどの利用によって余暇支援などの充実を図っていくという考え方もある。
 いずれの場合も,これまで の生活習慣や環境を大きく変えることなく,家庭的な雰囲気を持ちながら,少人数での暮らし が保障されることが大切である。

【引用おわり】



 以上のように、壮年期・高齢期の知的障がい者に対する暮らしの場は、グループホームといった小規模施設が適切である。
 その場合の生活環境をどう整備すればよいか、次の条件が必要としている。
 
 1 現行の入所更生施設では、小規模の高齢者施設を併設する。

 2 グループホームは、バリアフリー化等居住機能を高める。

 3 重度障がい者も利用できる職員体制を確保する。

 4 余暇支援の充実を図る。

 5 家庭環境に近い少人数の暮らしを保障する。

(ケー)
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