加齢に伴う変化とは

 20, 2015 05:00
 加齢に伴う変化には、正常な加齢と病理的加齢がある。
 知的障がいのある人の加齢に関する先行研究は、「高齢健常者」との比較分析したものが多い。
 以下、植田章氏の論説である。
 その第3回目。



【引用はじめ】 

植 田   章

佛教大学社会福祉学部論集 第6号(2010年3月)

知的障害のある人の加齢と地域生活支援の実践的課題 ──「知的障害のある人(壮年期・高齢期)の健康と生活に関する調査」から

archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/FO/0006/FO00060L019.pdf
  
1 知的障害のある人の加齢研究の視点(1)

 加齢に伴う変化には,「生理的な加齢変化」(正常な加齢)と,アルツハイマー症のような脳の病理的所見による精神疾患の症状として現れる「特異な加齢変化」(病理的加齢)とがある。
 知的障害のある人の加齢の特徴や健康,生活に及ぼす影響についての先行研究は,これまで発達障害医学研究や老年医学,職業リハビリテーション研究を中心に行われてきた。
 これら先行研究の特徴は,心身機能や日常生活動作,体力状況,行動・退行の実態などに着目し,主に生理学的検査や体力検査,発達検査などをベースにしている点にある。
 また,調査方法としては, 「高齢健常者」の基準値と比較分析するものが多く,環境の変化に関する適応性についての調 査研究でも同様である。

【引用おわり】



 知的障がい者に関する加齢に伴う研究は、「高齢健常者」との比較分析が主である。
 その比較によって、どんな加齢による相違や相同を明らかにしてきたわけだ。
 そして、いかなる対応が必要かを見出す内容である。
 そうした研究は、加齢対策に役立つものになっていたに違いない。
 本論文も加齢対策の一助となることを目指している。

(ケー)
関連記事

COMMENT 0

WHAT'S NEW?