親が心のゆとりを持てるようにしたい

 13, 2015 05:00
 障がいのある子がいると親や家族は、なかなか心のゆとりが持てなくなる。
 生活そのものがいっぱいいっぱいになって余裕がない状況に陥ったりする。
 そうならないための支援が必要だ。
 以下では、田部井恒雄氏がその解決に向けての取り組みを指摘している。
 その第9回目となる。
  


【引用はじめ】 

知的障害のある人の生きる権利と家族のケアなどについて =痛ましい出来事を無駄にしないために=

平成 16 年1月 田部井恒雄 知的障害通所授産施設職員 全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会会員

② 原因の中で、知的障害のある人の家族に特有のことを考えてみました。
 あわせて、その改善のた めに取り組むべき事を検討します。
 施設がなすべき事についても考えなければなりません。
  一言で言えば、家族への適切な支援と、親亡き後の施策が不十分な結果なのです。

b) 障害のある人の生きる権利は、同一視、家族の中での支え合いの関係、心のゆとりと視野の広さの事、そして親亡き後の心配、さらに「きょうだい」の事と強くからみ合っている。

ウ 親御さんの心のゆとりと視野の広さについて 親御さんは、どうしても障害のある子供のことに多くの時間と心をとられてしまうことが多 いのが現状です。

 そのため、障害とは関係のない人との付き合いや、自分自身の心を豊かにする活動などがしにくい状況にあり、その結果、心のゆとりが無く広い視野を持ちにくい状況にな っていることが多いと考えられます。
 この点を改善するための工夫が必要です。
 家族には、家族自身が心のゆとりを持ち、視野を広げることの大切さを改めて認識していただくと共に、家族自身が趣味を持ったり障害と関係のないところでの人間関係を充実していったりすること、 そのために、ショートステイやガイドヘルパーの活用をお勧めする事が有効かと思います。
 施設がそのサービスを拡充することも検討すべきことと思います。

【引用おわり】



 障がいのある子をかかえることで、さまざまな制約を強いられる。
 その制約により悲劇的な状況を起こしかねない例も出てくる。
 そうした問題を引き起こさない対応が必要だ。
 あまりに狭い人間関係だったり、余裕のない生活状況だったり、精神的に不安を引き起こすなどがあってはならない。
 障がいを親が家族が社会が受け入れる手立てである。
 その仕組みを利用しやすいものにしていくことだ。
 そうすれば、親はもちろん関係者にとっても余裕ある豊かな生活になる。

(ケー)
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